7−2.儀式
1.儀式に必要なもの
使いの獣が言います。
「儀式は、『黄金の樹』のイメージを持ったものが執り行わなくてはなりません。
あと、『月の指輪』が必要です。」
2.シナリオの放棄
ここでGMは、シナリオを放棄してください。
「…ということで、もう、めんどくさいからこのキャンペーンはやめることにします。」
そして、適当に逃げてください。
3.”神”を呼び出すための儀式
プレイヤーがどうしてもその続きをやりたいというようなことを訴えてきたのであれば、
GMは、「なぜそこまでしてやりたいんだい?」
と、尋ねてください。キャラクターの立場・プレイヤーの立場、両方について
『なぜそうまでして先を続けたいのか』
を聞いてください。
それが納得のいく答えであったら、次はこう尋ねてください。「じゃあ君は、そのためにいったい何をやってくれるんだい?」
「そのキャラクターは、神に会うためにいったい何をしてくれるんだい?」で、その“何か”をしてもらって
PC(およびプレイヤー)の言い分を聞いてあげても良いなと思ったら、
神の世界への道を開いてあげてください。
4.月へ…
“指輪から月に向けて何度か光が発せられ、
ファーマフェリアの頂上の神の間と月とが何本かの光の糸によって結ばれる。
やがて白い蜘蛛が糸を伝って降りてきて、PCらをその背に乗せて月まで運んでくれる。
月へと昇っていくPCたちのまわりを燐光を放つ無数の蛾が乱舞しているのが見える。空に開いた窓。
あたりを飛び回る小妖精たち。
その中は見渡す限りの広大な砂漠。
砂漠を走るソリの船が現れる。帆船。
それには誰も乗っていない。
船に乗って行くと、砂漠を疾走する白っぽい色をした山のように巨大なものの姿が見える。
やがて、はるか彼方に金色に輝く巨大な樹が見えてくる。
樹の元には小さな丸い池と小屋がある。
黒いローブを着て、青い髪、紫色の瞳をした少年が住んでいる。
少年の肩の上には、かつてのPCの1匹がちょこんと乗っかっている。”