闘技大会
「さあ、舞台は整った!
あとは見守るのみ。」
−傍観者の言葉−
◆クレド卿と「復讐の騎士」の対話
「調子の方はどうだね?
君の活躍を期待しているよ。」
◆大会概要
舞台はクレド卿の屋敷の中庭です。村の人々が集まって見にやってきています。クレド卿は専用の席で、護衛に守られつつ試合の成り行きを見ています。
◇1回戦−第1試合
試合の組み合わせに関してPCたちが口を挟まなければ第1試合は「罪深き騎士」と黒い鎧の騎士「デール」との対戦になります。デールは本気では戦わず、適当に何合か剣を交えたあとで「まいった」と宣言します。
GMは適当に、あまり不自然にならない程度に負けてあげてください。◇1回戦−第2試合
「復讐の騎士」と「忠実なる騎士」の組み合わせ。
買収が成功していれば「忠実なる騎士」がわざと負けてくれるはずです。そうでなくともキャラクターの動機付けの強さから(「復讐の騎士」は、何としても勝って「罪深き騎士」と戦おうとすると予想される。)「復讐の騎士」が勝つ確率が高いと見ておいた方がいいでしょう。◇決勝戦
クレド卿の思惑通りなら「復讐の騎士」と「罪深き騎士」の対戦になるはずです。別にそうならなくてもGMは気にしないでください。
その場合には、「復讐の騎士」と「罪深き騎士」の対戦になった場合には次の夢歩きをしてください。−夢歩き−「絆」−
「罪深き騎士」の殺してしまった人物は、その人の「近親者」です。
「復讐の騎士」の失った「大切な人」も、もちろんその人の「近親者」です。
以上のことから「罪深き騎士」と「復讐の騎士」の真の関係を明らかにしてください。お互い知り合いだった可能性がかなり高いことになります。「実は友人だった」場合には、お互いのかつての友情を確認する過去の場面を、GMはでっち上げてください。
「実は肉親だった」場合には、これまで知らなかったけれども実は…と、その死んだ「近親者」に告白させてください。上のシチュエーションに必ずしも合うとは限りませんが(合わなくても別にかまいません)、いずれにしても夢の中で「復讐の騎士」と「罪深き騎士」にお互いの心情を吐露させてください。さらにここで「忠実なる騎士」に中立的/客観的立場から夢に参加して発言してもらってもかまいません。
◇決着
いずれにしろ優勝者が決まります。「復讐の騎士」が「罪深き騎士」勝利した場合、とどめを刺そうとするかもしれません。それでもかまいません。大会で死者が出れば、大騒ぎとなるでしょうが。
◆闇の使者
クレド卿の思惑通り「復讐の騎士」が「罪深き騎士」を殺した場合には、黒騎士デールが「復讐の騎士」を待ち構えています。
「どうだ、満足したか?
これがあのクレド様の力だ。
あのお方は運命を操られる。
おまえも、あのお方に仕えてみないか?」「もちろんだ。これもすべてあの方の計画通り。
誰も、あの方に逆らうことはできぬ。くくく…」ここで戦闘になるかもしれませんが、それはそれでかまいません。
◆闇の刺客
大会で「復讐の騎士」が復讐を果たせなかった場合、そのあとで復讐を試みようとするかもしれません。GMはその機会を与えてください。
また、「罪深き騎士」は何とか生き延びようと逃げるかもしれません。GMはその機会を与えてください。
◆大団円(?)
特にPCたちが深みにはまろうとしない限りは、これで話は終わりです。
適当にエピローグを作ってください。もう一ひねりしたいのであれば…こちらへ…