第7章:神〜神の夢〜
7-1.妖精の樹の町
1.エンダルディウム入城
何層にも積み上げられた樹の城。
その元へとたどり着くと、頭上から声がする。「エルダの外より侵入せる者たちよ、ファーマフ ェリア来訪の用向きを告げよ。」
…ここは普通に用向きを言えば良い。黙っていても使いの獣が代わりにしゃべってくれる。
感覚・霊感の高い者は気付くが、何百本もの矢がPCたちを狙っており、変なことをすればやられるだけである。大気から染み出すようにして使いの風の妖精が現れる。
使いの獣は言う。「我々は"エルダの永遠の女王"様じきじきの命を受けてやってきました。女王様とすぐに会見することを望みます。」
2.《エルダの永遠の女王》
「女王様が会ってくださるそうだ。ついてきたまえ。ファーマフェリア最上層にいらっしゃる。」
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…自分に差し出される白い袖と手のイメージ。
…「私がエルダの永遠の女王サティファリエルです。ファーマフェリアにようこそ。」
…『美しい!』という印象。
…「最も偉大な七人の古の妖精に会いなさい。」
…白い光に包まれた広間。
…人影。美しい女性?しかし、顔は思い出せない。
…「あなた方はここで神の国への道を見出すでしょう」
…虹色の瞳。
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GMはそれらのイメージを支離滅裂に語ってください。
…そして、気が付くと、PCたちはどこか薄暗い広間にいることになります。
3."最も偉大な七人の古の妖精"
がさがさという音。
人影がいくつか木々の間に見える。
どこからか声が響く。
「汝らは"自らの王"であるか?」
「"自らの王"とは、内なる感情、欲望に打ち克ち、己の信ずるもののために行動する者のことだ。」
「汝には己の信ずるものがあるか?」
「信ずるもののためにその内なる感情、欲望を克服することができるか?」
「それはいったい何を意味するのか?・・・・・・『自由』 ・・・・・・よろしい。」
「この世は美しいか醜いか?」
「運命とは何か?」
「この世を継続させるのはいかなる感情か?」
「"自ら王"よ、汝らは神と会うのか?」
「何のために?」
4.神の間
使いの風の妖精はPCたちをファーマフェリアの最上層の間に連れて行きます。
「ここは神の間と呼ばれています。
神に会おうとする者は、ここで何らかの儀式を執り行うことで神の国への道が開かれると言われています。」