第2章:戦乱の街〜街の夢〜
"御子は生まれ給いぬ"
時は、イーヴォ暦15XX年(エンダルノウム陥落・・・・・・ファラノウムへの攻撃、の間)、場所は「王の道」上のとある街。エノイルよりは東、フェリアよりは西に位置し、ちょうどデュラの軍勢に攻め込まれて降伏してしまったばかりというところです。
街の西半分は戦いの後で廃虚になったり、いまだに燃え続けたりしています。
街の名前はあえて決めないでおいてください。必要があればプレイヤーに決めてもらってください。
さて、街に入ると鬼族や魔族らの下っ端の兵士などが野営して祝宴をあげている。捕らえた人間の奴隷などをいたぶったりして楽しんでいる姿を見ることができます。
PCらがそこで迷っていると(デュラの兵士に気付かれるとやばいですが。)声がかかります。「そこにいると危ない。こちらに来なさい。」
ローブ姿の人影が手招きし、それについて行くとザリの神殿に着きます。
1.依頼・・・・・・出発
ザリの神殿の祭司はとりあえずPCらをそこに泊めてくれます。その時にPCらがどこから来たかなどを尋ねます。PCらが少なくともデュラの手の者ではないようだということがわかれば、翌朝祭司はこう言います。
「実は、もしかするとあなた方にお願いすることができるかもしれないのですが・・・・・・1日ほど待ってもらえませんか?
まだ詳しいことは話せないのですが、ちょっとした仕事をお願いすることになるかもしれません。」その日、祭司は出かけて行き街の領主の館に行きます。そして夜になってこう言います。
「実は依頼の件というのは、他でもないあなた方に、さる高貴なお方の護衛をしてもらいたいということなのです。
その方を護衛してフェリアまで無事運んでいただければありがたいのですが。どうか引き受けてはもらえないでしょうか?
報酬は、具体的なことは言えませんが身分の高い方のご依頼なので相当額が出るでしょう。」「出発は明朝、詳しいことを聞きたければ、明日、依頼人に直接会えますので、その時に聞いてください。」
翌早朝、待ち合わせの場所は街の東の外れということになっています。
行くと、黒い服を着た灰色の髪をした老人が立って待っています。彼の部下らしい人物が一人ついていて、あと馬車と、何頭かの馬がいます。「わしの名はグレイ。この者たちがおまえの言っていた者なのか?本当に信用できるのであろうな?」
「・・・・・・では、あなた方に護衛を依頼することにしよう。どうか、お願いします。
ところで、出発の前にひとつ重要なことを言わなければなりません。・・・・・・実は、あの馬車の中に男の赤ん坊を連れてきているのです。・・・・・・で、とりあえず旅の間その子の世話をしてくれる者を決めたいのだが・・・・・・できたら女性の方がいいかと・・・・・・。」適当にその赤ん坊の世話役を決めてもらいます。
あと馬をPCらに合わせて人数分連れてきているので、一人1頭ずつ割り当ててください(子どもの世話をする者は当然馬車に同乗することになりますが。)。
以上のことが済んだらさっそくフェリアに向けて出発です。※「霊感」で観れば、子どもから「金+車輪」のイメージを感じることができます。これは古代神聖語の"真音"でもって彼の心に直接刻み込まれているため、それを変化させたり奪ったりすることはできません。
2.旅
子どもに関してグレイという人物はあまり詳しいことを話したがりません。さる高貴なお方の子供ということぐらいしか教えてくれないでしょう。 さらにその子どもの名前すらまだ決まっていません。PCらが気にしなければそのまま名なしでも一向にかまいませんが、付けたければ自由に名前を付けてもらってもいいです。 さて、旅の途中の出来事は"光"の地縁カードを使用して決めます。配置は1−2−3−2−1で、1枚めくる毎に1D6日経過します。
★イベント
・街道沿いに進んだ場合、7日目に打ち捨てられ た街に着く。・2D6日後に謎の一隊に、夜、襲撃される。「赤ん坊」を渡すように言われる。簡単に追い払える。
誰か捕らえることができれば、その依頼主について聞くことができる。
「街の領主様に頼まれた。理由は知らない。」
これに関してグレイは何か知っていそうなそぶりを見せますが、何も教えてくれません。・3D6日目くらいの夜に、謎の襲撃がある。
赤ん坊の寝る真上の中空に"闇"が出現する。そして闇の中から白い毛に覆われた手がぬっと伸びてきて赤ん坊をつかんで連れ去ろうとする。
何とか阻止するが、翌朝赤ん坊が元気がないのに気付く。
「霊感」で観れば「混じり合うすべての色・木の枝(逆)」のイメージを感じ取ることができる。呪文の強度は40。治そうとすれば生命値にダメージを受けるが、一応可能。※ここで最も重要な点は、"白い手"の襲撃で子どもが呪いをかけられてしまうか否かです。これによって後の展開が変わってきます。
★登場人物☆グレイ
年齢:年寄り 地縁:氷 霊縁:地 クステ:魔神
体力:7 運動:9 感覚:11 霊感:18
愛嬌:1 美麗:7 威厳:16 畏怖:4
HP:8/9/13
幸:誰かが近くで魔法を使ったとき。
不:まわりが声でうるさい。
信仰:アウル
備考:「怒り」「憎しみ」「恐れ」を喪失。☆子ども(赤ん坊時)
年齢:子供 地縁:石 霊縁:歌 クステ:闇
体力:1(10) 運動:1(9) 感覚:9 霊感:8(28)
愛嬌:2 美麗:6 威厳:8 畏怖:6
幸:新月の晩。
不:正午。
備考:「体力」「運動」の括弧内のものは成長した後のもの。 「霊感」は"予言者"として覚醒した時のもの。★謎の一団
☆兵士1〜2
体力:9 運動:8 感覚:8 霊感:7
HP:8 /8 /8 防御力:4
攻撃:3D6※(長剣)☆狩人1
体力:8 運動:9 感覚:7 霊感:7
HP:9 /8 /8 防御力:4
攻撃:
2D6+3※(長弓)
2D6+3※(短刀)☆(白い手)
体力:18 運動:10 感覚:25 霊感:30
HP:14/24/24
攻撃力:1D6(格闘戦)
★"光"の地縁カード
とある街→フェリア 1−2−3−2−1地縁カード1枚につき1D6日経過。
brF−01:力強い巌
夜、荘厳で大きな岩山の前にたどり着く。「63.女身鳥(ハーピー)」の巣。3D6匹。
brF−02:美しき水
池。釣りをしている老人がいる。ぼろの服、帽子、キセル。池の"主"がいる。☆池の"主"
体力:20 運動:14 感覚:12 霊感:19
HP:17 /16 /20 防御力:3
攻撃力:2D6+3※
魔法:"心魂の一撃"
brF−03:英知の光
古代の遺跡。神殿(フェンリュリライ)。
二つの壁画。○絵1
"どこか広い場所に神の像があり、そのそばに白い服の少女が立っている。その正面に黒マントと礼服を着た威厳のある男がお腹の大きくなった女を抱きかかえ、ひざまずいている。"○絵2
"鎧を着、黒いマントをした獣人。左半身が山羊の顔と体になっている。体の正面で剣を杖のようについている。"
brF−04:緑の光
苔むした墓石がある。夜になると「71.怨霊」が出現する。彼(彼女?)は何か思索にふけっている。話しかけると解けない問題を尋ねてくる。 「ミューティウス=スカエヴォラの13親等のいと この祖母の女中の猫の名前は何か?」 「まだ発見されていない国の、誰も名を知らず、 何も起こったことがない場所の名前は何か?」
brF−05:暖かな陽の下で
いい香りのする草むら。心地よい木陰。気持ちよく寝てしまう?「慈しみ」「喜び」+1D6。
brF−06:変化
夢を見る。"どこか途方もなく高い場所にいて、空の月を見上げている。
・・・・・・どこか四角い石に囲まれた円形の広場の中央に黒い四足の獣が立っており、こちらをにらんでいる。
獣が口を開きこう言う。
『・・・・・・汝の昔の名を教えてはもらえぬかな?』"
(「黒」「車輪」「円」のいずれかを得る。)YES:獣はゲラゲラ笑い始める。君は全身に毛が生え、小さくなっていく。逃げようとするが獣はすぐに追い付き君をぺろりと平らげる。「恐れ」+2D6。
NO:「なら死ね!」獣が襲いかかってくる。夢の中で獣に殺されたら翌朝即座に「老化」が始まる(いかなる種族、物品であろうとも)。「恐れ」+2D10。生命値に1打撃。
☆黒い四足の獣(ディルウェール)
体力:90 運動:60 感覚:50 霊感:90
HP:75 /70 /90
攻撃:10D6+20※これは、"勇者"キャラクターのためのものです。このカードを引いてしまった場合、彼(彼女)は必ずこの夢を見ます。
brF−07:祝福
夢を見る。雲間から白い光がさしてくる。「慈しみ」+1D10。「慈しみ」を持っている者は同時に「白」「円」「五芒星」のイメージを得る。
brF−08:希望の光
旅人と遭遇する。東へ逃げて行く老夫婦。
brF−09:調和と永続
何事もなく平和に旅が続く。「慈しみ」+1D6。慈しみがなければ「やるせなさ」+1D6。やるせなさもなければ「怒り」+1D6。