1−2.問い


”…彼ハ立チ去リ、アナタハ彼女ト二人ダケニナル。アナタニハ彼女ヲ生カスコトモ、殺スコトモデキル力ガアルトシマス。アナタハ

 彼女ヲ生カス   生ニハLヲタイプシナサイ
 彼女ヲ殺ス    死ニハDヲタイプシナサイ”

(「スカヤグリーグ」(角川書店)より)


1.「控えの間」

 奥の壁面にスフィンクスの像が描かれている。その下に石の扉がある。
 石の扉の表面には「智の求道者のための扉」と書いてある。
 スフィンクスは三つの問を仕掛けてくる。

【1】「汝は何者ぞ?」
 (答(例):「俺は俺だ!」)

【2】「答のない問とは何か?」
 (答:「問題のない問」。あるいはじっと黙っている。『そう、そもそも問いかけなければ答など存在しないのだ。』)

【3】「"生きる"とはいかなることか?」

 『わからない』

 それだけが、ここで求められる唯一無二の答えです。

※補足
 あまり絵的には美しくない話ですが、スフィンクスの問いには答えず、扉を破壊して無理やり奥に行くということもできます。どうしても謎が解けない場合には、それでもかまいません。
 が、最後の問いに関しては「少女」に解かせれば、

「そんなのわかんない。」

と、一瞬にして正しい答えを言ってしまうでしょう(笑)。


2.広間

 上から光が差し込んでいる。ばかでかい。奥の壁面に絵が描かれている。

"金色の葉を繁らせた大きな樹のそばに小さな池がある。
 池のほとりに黒い服を着た、紫色の目に青い髪をした少年がたたずんでいる。
 そして彼の肩に小さなリスがちょこんと座っている。"

 少女がその絵に手を触れると、そのまま突き抜けて中に入って行ってしまいます。この時彼女は「金+車輪」のイメージを失い、「石の花」に変化してしまいます。
 補足ですが、この場の魔力源は「無色」です(運命の色。)。


3.迷い道

 絵を通り抜け、気が付くとPCたちは白い道の途中に立っています。空は赤や青や、時には紫色になったりしてめまぐるしく色が変化し続けています(この場の魔力源は「混じり合うすべての色」です。)。そして道端に一輪の石の花が咲いています。彼女は連れていってもらえるよう、PCを魅了することでしょう。
 先に進む途中、さまざまな幻影に出会います。2〜3程の場面を体験した後、空が普通の夜空に戻ります。
 王の道のどこかにいるらしいことがわかり、近くに比較的大きな街の明かりが見えます。


★幻影("闇"の地縁カードを使用)
brD-01"闇のなかに光るもの"
 祭壇のそばに白い服の、幼い少女が立っている。その瞳はすべてを映し出し、その中に己の揺れる姿を見る。彼女はつぶやく。

 「いのちといのち・・・・・・」

(「慈しみ」「無名の感情」+1D6。)

brD-02"闇のなかに流れる水"
 "渦"の描かれた扉が目の前に現れる。扉を開こうとすると耳元に囁き声が聞こえてくる。

「もう、行くのか?・・・・・・」

(「無名の感情」+1D6。)

brD-03"闇のなかの怪物"
 目の前に燃える瞳を持った漆黒の獣が立ちはだかり、笑みを浮かべる。

「"死"を忘ることなかれ。・・・・・・」

(「恐れ」+1D6。)

brD-04"宝物と罠"
 美しい女神の描かれた壁画が現れる。その右目は紫、左は白色をしている。

「"生"への力は狂気を癒し、滅びをもたらす。」

(「無名の感情」+1D6。)

brD-05"闇、また続く闇・・・・・・"
 黒服の吟遊詩人が何か恐ろしげな歌を歌っている。

「おまえは"人"か?」
「おまえがここでおまえ自身である必要があるのか?」

(「恐れ」「無名の感情」+1D6。)

brD-06"過去と死の匂い"
 真っ白な男と女の仮面が現れる。男の仮面はぶつぶつと何かをつぶやき続け、女の面は目から涙を流す。
(「悲しみ」「憎しみ」「愛しさ」+1D6。)

brD-07"闇のなかの手詰まり"
 戸口に鎧とマントを着た人影のようなものが現れる。右半身は普通の人のようだが、左半身は尖った耳をし、角も生えているようだ。そしてその左の目がキラリと光を放つとなぜか心臓がドキリとする。

「ここにも獲物がいたか。・・・・・・」

(「憎しみ」「恐れ」+1D6。)

brD-08"闇からの脱出"
 女の人が風の中で髪をなびかせている。彼女は憂いに満ちた瞳をしながら苦しそうにこう言う。

「私には・・・・・・できません。おそらく、それがその子の運命なのでしょう。・・・・・・」

(「やるせなさ」+1D6。)


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