4−4.地獄巡り


1.地下迷宮へ

 月の塔の壁面に入口がある。
 螺旋階段を降りて地下迷宮へ。

 地下にたどり着くとただちに無数の亡霊たちに取り囲まれる。何とかしないと先に進むことができない。「金の腕輪」をかざせばそれから放たれる光で守られる。「ヴェルヴの剣」も破魔の光を放つことができる。

 地下迷宮の探索には"闇"の地縁カードを使用する。カードの配置は2−3−2−1枚ずつ並べる。最後の1枚は「brD-06"過去と死の匂い"」にし、後はランダムである。

☆"闇"の霊縁カード brD-01"闇のなかに光るもの"
 溶岩の川に出くわす。

brD-02"闇のなかに流れる水"
 地底の川に出くわす。「ランプ(逆)」のマジックイメージを感じることができる。川の水に触れるとランダムな感情が1D10減少する。

brD-03"闇のなかの怪物"
 「72.亡者火」に出くわす。

brD-04"宝物と罠"
 地底の赤い池に出くわす。別に何もない。

brD-05"闇、また続く闇・・・・・・"
 迷う。「無名の感情」+1D6。

brD-07"闇のなかの手詰まり"
 迷い、行き止まる。「やるせなさ」+1D6。

brD-08"闇からの脱出"
 さらに下に続く階段を見つける。「恐れ」+1D6。別にこれといった展開はない。


2.死の神のいざない

brD-06"過去と死の匂い"
【1】メディートの間
 両開きの扉に行き止まる。扉の表面には古代神聖語のメディートの紋章が描かれている。扉の中は四角い石造りの部屋で、美しい女神像(メディート)が立っている。像の台座の所にこう書いてある「右手は死へ、左手は生へと誘う。」。女神像の手のひらの真ん中にそれぞれボタンがついており、「まず右手のボタンを押し、次に左手のボタンを押す」ことで女神像の右手側の壁が上がって奥へ行く道が開く。女神像の左手側の壁も調べれば動きそうなことがわかるが、それを開くためのスイッチなどは発見できない。魔法などで強引に打ち破ることは一応可能ではある。

 

【2】"運命の間"
 メディートの像の右手の出口から出てしばらく行くと8角形の部屋に出る(「無色」のマジックイメージを感じる。)。
 入口の扉はない。
 部屋の真ん中に石で作った精巧な樹木の像が立っている(「赤い四角・青」)。
 調べれば枝の先端に小さな穴が開いているのがわかる。
 8角形の部屋の壁にはそれぞれ違った色の絵が描かれている。それは下の通り(入口を"南"とする。)。
( 「タロット」を持っていればそれを用いた方がよい。※これは今後のストーリー展開に関する暗示である。)

 入口の正面の黒い壁の前の床に乗ると、まず「カチッ」という音がし、次に「ズンッ」という音がする。入口は見た目は何の変化もないが、無色透明な壁が降りて部屋から出られなくなる。それと同時にシャーッという音と共に中央の石の樹の枝の先から水が放出され始める。
 黒の壁をよく調べれば鍵穴があることがわかる。錠前破りをするなり、ぶち破るなりして黒の壁を抜けて先の通路に行くことができる。通路は少し行くと行き止まり、そこの壁にはレバーが付いている。レバーを引くとゴゴゴという音がして8角形の部屋の入口の無色の壁が上がり、さらにメディートの像の部屋の反対側の壁の出口も開く。
 あと、その行き止まりの壁には文字が書かれている。

"デュールの右手に裁きがある"

※8角形の部屋の壁の絵

北:黒色:"審判"

"翼をつけた天使が雲の上からトランペットを 吹いている。旗がトランペットにつけられている。カードの前景の下半分には、裸の男と女と子供が墓から起きあがり、恍惚として手をさしのべている。"

意味:"裁き"があるであろう。

北東:赤色:"死"

"鎌を振るピンク色の骸骨は王冠、花、頭手足を切りとる。白い馬に乗り、神秘のバラ(生命)の紋章のついた黒い旗を持った骸骨は完全武装をしている。そして背景には2つの塔の間に沈む太陽が見える。また船が1艘航海している。前景には、司教冠をつけた聖職者、少女、嘆願している子供がいる。"

意味:死と再生。生まれ変わり。それは「赤」 に関連する。PCらが"獣"に変えられることを暗示している。

東:青色:"愚者"

"道化役者か巡礼者か、あるいは軽重浮薄な若者の服装をし、山間部を歩き回る。後ろには彼の左足を咬もうとしている動物がいる。彼は空を見上げ、従って足元の深淵には気が付かない。巡礼者の持つような包みを先につけた棒を片手で持って肩にかけ、花を他方の手に持つ。帯には鈴をつけている。"

意味:青に関する道化?グドルを暗示している。

南東:白色:"吊された男"

"魔術師と愚者の中間の姿で、多彩色の服を着 て、背中に手をまわしている。彼はT字形の立木に吊るされている。1本足で吊るされ、吊るされた足の後ろにもう1本の足を三角形に交差している。頭上には月光があり、苦悩より恍惚の表情を浮かべている。"

意味:???"神(エーン=ソーフ)"を暗示 している。

南:無色:"恋人"

"向かって右側に男(黄金色の葉を繁らせた樹 を背にしている)、左側に女(黄金の実のなる樹を背にしている)を配し、頭上の雲間から天使と光り輝く太陽が見える。"

意味:運命的な"融合"の暗示。「黄金色の葉 を繁らせた樹=生命の樹」「黄金の実のなる樹=知恵の樹=世界樹」であり、これらが融合されることをも暗示している。

南西:金色:"女帝"

"冠をいただき、玉座に座し翼をつけた女性。 左手に笏、右手に盾を持っている。盾には美の女神を表す紋章が付されている。彼女は種々の草木、ネズミなどに取り囲まれている。"

意味:生命の力・慈愛(金色)を司る(?)女神(エルザ?)を暗示している。

西:紫色:"節制"

"額に太陽のしるしをつけた、翼のある天使が 描かれている。天使の服には円と三角形が描かれている。"

意味:試練があり、それを乗り越えることで大いなる飛翔を遂げるであろう。

北西:緑色:"月"

"円の中に横顔のついた三日月が描かれている。 この円からは黄、赤、青の露のしずくが垂れており、地上には2つの塔が立っている。さらに2匹の犬が描かれており、そのうちの1匹は月に向かって吠え、他の1匹は眠っている。また川が描かれ、その中には蟹の姿が見られる。"

意味:精神的な選択。退行。新たな出発をなす ために原初の状態に戻るという暗示。すべての感情を奪われることをも暗示している。

 

【3】裁きの神の間

 8角形の部屋からメディートの間に戻り、反対側の壁に開いた出口を通ってしばらく行くと、両開きの黒い扉に行き止まる。扉にはデュールの紋章が彫られている。 中は、広大な空間が広がっている。そしてその中央には漆黒の、山のように巨大な存在が寝そべって(?)いる。

"それ"はPCらの来訪に気付くと長い首をもたげ、真っ赤な炎の瞳で睨めつけ、牙を見せて笑みを浮かべながらこう言う。

「裁きの時がやってきたのか?それともわしの餌になりに来たのか?」

それは、デュールの化身の漆黒の龍である。

 ここからはさらに奥に行く道がある。行きたければ行ける。漆黒の龍は、気まぐれで何かちょっかいをかけてくることがあるかも知れない。

☆漆黒の龍(デュールの化身)
(黒・ランプ・稲妻・炎・円)
体力:200 運動:20 感覚:40 霊感:100
HP:110/120/150 防御力:12
備考:黒の攻撃魔法無効。
攻撃:(2D6)※
2〜3 ため息をつく。即座に老化。
 4 20打撃
 5 40打撃
 6 火炎弾投射 (12D6、射線上すべてに命中判定)
 7 60打撃
 8 火炎の息。(10D6、射程100m、前方60゜)
 9 80打撃
 10 100打撃
11〜12 睨む。即死。

 

【4】分岐
 狭い洞窟が続いていて道が二手に分かれる。正面の壁に右を指す矢印が彫られている。

【5】白の間
 分かれ道を右に行くとちょっとした広間に出る。ここで行き止まりである。広間の中央に大きな真っ白いぼんやりとした光が浮いている。「上向きの白い三角」のイメージを感じ取ることができる。
 光の中に「一度」踏み込むと以下の効果を得る。

・生命値が1D10増える(初期値を越えてよい)。
・鎧が魔力を帯びる。防御力が1D6増え、さら に魔法(破魔)の鎧となる。

 さらに、「金の腕輪」を持って最初に踏み込んだ者は以下のようになる。
"(「上向きの白い三角」(分離不能)を得る。) ・・・・・・「ヴヴェリ」という言葉が頭の中に浮かぶ。・・・・・・"

※「ヴヴェリ」もイーヴォの呼び名の一部である。 もし、2回以上踏み込んだ場合にはどうなるか・・・・・・?所持品がすべて真っ白になる。それ以上踏み込んでも何も起きない。

【6】鏡の間
 分かれ道を左に行くとちょっとした広間に出る。ここも行き止まりである。広間の奥の壁に大きなガラスの鏡が立てかけられている。これはいわゆる"魔鏡"で、光を当てて反射光を見ると文字が浮かび上がる。以下のように書いてある。

「デュールの右手に裁きがある。」

 

【7】再び裁きの間
 PCらが行き詰まってデュールの化身のいるところまで戻ってくると、漆黒の龍はこう言う。

「もう帰るのか?あの黒装束の男は先に行ってし まったぞ。」
「裁きはデュールの右手にある。」

 ・・・・・・デュールの化身の右手側の方向にしばらく行くと突然床が消え、落下を始める。

 そうしてそのまま延々と落ち続ける。


3.ヴェルメヴァルトの巣

 気が遠くなるほど落下を続けた後、何か弾力のある網のようなものに抱き止められる。
 「117."巡る罠"ヴェルメヴァルト」の巣である。蜘蛛のような足が10本、その中心に直角に4つの顔を持つ化け物が現れ、PCらに近付いてこう囁きかける。

「裁きが下される。その時はもうすぐだ。」
「裁き手の一人は祭壇の間に行った。おまえたちは、そこで死よりも過酷な運命に遭うのだ。」

 蜘蛛の巣を伝って岩の壁面に行くと洞窟が口を開いている。

 洞窟はしばらく行ったところで両開きの扉に行き止まる。

 扉には"剣"の絵が彫られている。


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