第4章:最後の審判
4−1.その名は“グドル”
1.襲撃
もし岩鬼の集落でヘルムートの命を救ったりしていれば、岩鬼の集落を離れて2、3日後に襲撃を受ける。彼らはシドの命令で"死の歌"(最初の冒険で手に入れた羊皮紙。"地獄にまします我が悪魔よ・・・・・・"で始まる凶々しい歌。)を奪い取りにやってくる。 今度はきちんとPCらの力量に合わせて大勢の岩鬼を引き連れてやってくるのでぼやぼやしていると早々に生命の危機に陥ることになる。 彼らは"死の歌"さえ奪い取ればPCらの命まで奪うことはしない。
2.夢、歌
あくる夜、PCらは奇妙な二つの夢を見る。
☆夢1
"・・・・・・真っ白い光の中に、白髪に長い髭の老人 が立っている。
彼は傍らに青い光を放つ剣を持っている。「か弱き勇者たちよ、
問題は"剣"じゃ。
・・・・・・ 汝らは"敬虔"であるか?
汝らは己を強く保つことができるか?
さもなければ"それ"に触れることすらできぬであろう。
・・・・・・ "黒い舌の商人"に会うことだ。
"星を見る者"の言葉に耳を傾け、
"剣"を持った者を捜し求めることだ。」"(「白・ランプ・剣」のイメージを得る。「無名の感情」+1D6。)
☆夢2
"・・・・・・いつも無意識的に植物たちが歌を歌って いるということを感じはしていたが、
いまはいつもとは違う何か奇妙な歌を歌っているのに気付いた。
それは・・・・・・("死の歌"を敵に渡してしまった場合。)
"ジグッラクニマッカシマッカスワッカガッカアッカクマッカユッラ
ミナッカガッカアッカガッカメラッカレマッカスユッラウニ
ミクニガッカマッカイリマッカスユッラウニ
ミクッラクッラガッカジグッラクニウッラクッラナッカワッカレルツッラウッラリ
クッラヌッラチジュッラウニムッラウッラクッラナッカワッカレルユッラウニ
ワッカガッカユッラグッラツッラヌッラタッカヌッラシミウッラ
クッラユッライムッラウッラアッカタッカエクダッカサッカイ
ウッランミニフサッカイヌッラアッカルムッラヌッラウッラユルサッカナッカイユッラウニ
ワッカレニフサッカイヌッラアッカルムッラヌッラ
ウッラユルサッカナッカイデクダッカサッカイ
アッカシキムッラヌッラニテッツイウッラタッカマッカワッカレヌッラ"(「黒・木の枝・竪琴」のイメージを得る。「恐れ」+2D6。)
※この夢を見た者は翌朝から全員(種族などに関係なく)「老化」が始まる。
("死の歌"を敵に渡していない場合。)
"イーヴゥッラヌッラ クッララッカハッカ ヒツッラヌッラ ナッカカッカニ ハッカイルダッカルッラウ
カッカナッカシミツッラ タッカメイキツッラ クルッライ ヤッカツッラナッカッテ
クッラヌッラ ニクタッカイウッラ シハッカイスルヌッラデアッカル
デュールヌッラ ナッカウッラ ツッラナッカエテ ヒツッラツッラナッカリ
ユッラフケマッカエニ フタッカタッカビ クッラクッラニ ムッラヅッラリツク
デュールユッラ ワッカレラッカヌッラ シュタッカル デュールユッラ
スッラヌッラ イダッカイナッカル チカッカラッカウッラ カッカシタッカマッカエ"(「黒・車輪・竪琴」のイメージを得る。「恐れ」+1D10。)
※この夢を見た妖精族・半妖精族は即座に人間族に変化する。成長修正など変化するので注意。また、すでにいずれかの魅力値が20以上であれば「老化」が始まる。
3."骨の商人"
やがてホルムの町に到着する。かつては6つの砦に囲まれた大きな都市だったようだが、現在ではそれらの半数は廃虚として打ち捨てられている。そうは言ってもまだまだ大きな都市で、ユルセルームの常識からしても世界有数の都市並の規模がある。が、ユルセルームでこれだけの規模の町で"ホルム"などという名前のものは記憶にない。
さて、町に入ると待っていたかのように頭にターバンをした商人らしき老人が現れる。「わしか。わしの名はな、“グドル”じゃ。」
「頭骸盃(カパーラ)を買わぬか?」と言って怪しげな盃を売りつけてくる。外見は、何か頭蓋骨らしきものを半分に切りとった半球形の物に、立てるための足を付けた盃である。足の部分に頭蓋骨の顔が彫られていて、笑みのようなものを浮かべている。値段は適当に交渉。この盃に触れた者は「混じり合う全ての色・ランプ」のイメージと「喜び」の感情を1D6得る。
盃を買ったかどうかに関わらず、さらに商人はこう話しかけてくる。「そなたらはエーン=ソーフ様を知っておられるかな?」
「そなたたちが持っておられる"真の魔法の剣"とは、かのエーン=ソーフ様がすべてを打ち砕くために地上に降ろされたものである。それを振るえば振るうほど崩壊は進む。滅びは近付く。そう、それは神の怒りの雷なのだ。エーン=ソーフとはこの世の目に見えぬ絶対的な法、裁きを下すための力であり、支配者たる神なのである。」
「汝らは夢の中で植物どもが歌うのを聞いたであ ろう。それはこんな呪文ではなかったかな?・・・・・・」
(夢で聞いたのとまったく同じ歌を口ずさむ。)
「では、その意味がわかるかな?(ニタリ)それは、こういう意味なのだ。」("死の歌"を敵に渡していた場合。)
"地獄にまします我が悪魔よ
御名があがめられますように
御国がまいりますように
御心が地獄に行われるとおり
この地上にも行われるように
我が夜毎の楽しみを今宵もお与えください
御身に負債のある者を許さないように
我に負債のある者を許さないでください
悪しき者に鉄槌を賜れよ"("死の歌"を敵に渡していない場合。)
"イーヴォの子らは人のなかに入るだろう
悲しみとため息と黒い矢となって
この肉体を支配するのである
デュールの名を唱えて人となり
夜更け前に再びここに戻りつく
デュールよ 我らの主たるデュールよ
その偉大なる力を貸したまえ"「なぜわかるかだと?
何しろこのやり方はわしが奴らに教えてやったのだからな。
まあ、それなりの代償は当然もらったが。・・・・・・
では、この呪文の意味はわかるかな?
これは奴らがその"計画"の成就のために作った呪文だ。」"シヌッラ ウタッカ
シンヌッラ クッラエ
キギヌッラ セイレイニ カッカンセンシ
カッカレラッカウッラ テイメイヘツッラ ダッカラッカクサッカセル
カッカミデアッカル ツルギ
チセイヌッラ ハッカイ
フッラウウッラ アッカヤッカツル ムッラヌッラヌッラ チカッカラッカウッラ サッカズケル
セイメイヌッラ キ
エイエンヌッラ セイメイヌッラ ナッカズッラウッラ ツッラキ アッカカッカス"「わかるか?
わからなければ汝らに勝利はないで あろう。
まあ、わしにとってはどちらでも一向にかまわないことだがな。」"死の歌
真の声
樹々の精霊に感染し 彼らを定命へと堕落させる
神である剣
知性の杯
法を操る者の力を授ける
生命の樹
永遠の生命の謎を解き明かす"※「暗号」について
原文をローマ字表記して、「a→akka」「o(wo)→urra」と変換しただけである。※「奴ら」とは・・・・・・
「おのずとわかるであろう。
すでにその何人かに会っている。
奴らの中の二人をおまえたちは倒している。」(別れ際の言葉)
「時が経ち、運命の大いなる河が流れ、汝らが "舞台"の外に出たくなった時、ここを再び訪れるがよかろう。
だが、今はまだその時ではない。
その時は、おのずとわかるであろう。
たとえそうでなくとも、その時にわたしは汝らの近くに現れるであろう。
まあ、そんなことになったらこの賭けでちょっとばかり損することになるであろうがな。
頑張ってくれたまえ。」グドルは言いたいだけ言うと姿を消す。
☆グドル"骨の商人"
(ランプ・円・黒・緑・白銀・鏡)
備考:旧エンダルノウムの主。邪悪な商人。 黒い舌。