第3章旅立ち


3−1.帰還、滅びの兆し


 カストーラに帰ると"世界樹"が枯れかかっている。さらに、町の家々の半分ほどが破壊されたり燃やされたしている。話を聞けばわかるが、二日程前に「46.岩鬼(トロル)」の集団が町を襲い、エルザの妹のイリエルをさらっていってしまったのである。
 さて、PCらはいずれにしろ旅のことを報告するためにエルザに再び会うことになる。


◆謁見

「旅の成果はどうでしたか。」

(まだいれば)まず、シルヴィオスが全てを報告する。

「・・・・・・ということです。いずれにしろまあ、能力的には申し分ないかと思います。」

エルザは以前と比べてかなりやつれてしまっているが、これといった感情もおもてに表すことなくこう言う。

「そうですか・・・・・・それはご苦労様でした。おそ らくそれで正しかったのでしょう・・・・・・。
  ・・・・・・では、あなた方に、イヴァ様の真の意向を伝えなくてはなりませんね。もう気付かれていることと思いますが、世界を支える柱のひとつであるこの"世界樹"が、今、どういう訳かわかりませんが、だんだんと枯れつつあります。あなた方に真に成し遂げてもらいたいことは、全ての生命の源であると言われる"生命の樹"を取り戻して欲しいということなのです。
 そしてあなた方は、この困難な使命を成し遂げるために"勇気""賢明さ"そして炎の神イヴァ様の伝える真理に対する"敬虔さ"の三つを示さなくてはなりません。
 そこでまず、この困難な使命を成し遂げるという"誓い"を立てる勇気をあなた方は示してくれますか?」

"誓い"を立てるかどうかは自由だが、最低一人には立ててもらわなくてはならない。その後、祭壇の間に連れて行かれる。

「では、大いなる樹の神、限りない慈愛の炎の神イヴァに選ばれし勇者よ、この任務を成し遂げるため、かの神の最初の加護を受けてください。」

 そして一人ずつ祭壇の前に歩み寄るように言われる。祭壇の前に立った者には威厳のある重々しい男の声が頭の中に直接聞こえてくる。

「勇者よ、"生命の樹"の探索者よ。汝は任務を成し遂げるために"創造のための破壊の力"と"限りなき慈愛の力"のいずれを望むか?」


 前者を選んだ場合にはPCの目の前に剣が出現し、心の中に「剣」のイメージが刻まれる(これは決して失われることはない。)。さらに"声"は続けてこう言う。

「"剣"とは何か。それは雷である。神の怒りの 炎である。怒りは破壊をしか生むことはない・・・・・・みだりにふるうことなかれ。世界の中心にある"美"をも破壊することなきよう。」


 後者の場合には「樹」のイメージが心に刻まれ(これも失われることはない)、こう声が聞こえてくる。

「汝は今、世界を支える根幹の上にいる。汝は大 いなる月の、法の元に立っている。"知恵の蛇"を見失うことなかれ。勝利と栄光の果てにはいったい何があるのかを見定めよ。 そして"炎"を見つけ、真の理解と知恵によって"それ"を見いだすのだ。・・・・・全ては汝の手にかかっている。」


 神から与えられる魔法の剣は4本あり(地水火風)、パーティーが4人以上ならば4人が魔法の剣を得、他の者は「樹」のイメージを得ることになる。
 以上のことを終えた後、エルザはPCらにこう言う。

「南西の、森と山を越えた先に"ホルム"という 名の大きな町があります。そこへ行きなさい。おそらくそこで"生命の樹"の手がかりは得られるでしょう。その町には姉のマテリアと妹のレイラがいるはずです。そこへ行ったら彼女らを頼るといいでしょう。」

「ところで、二日ほど前、大勢の岩鬼たちが現れました。私 たちは神の加護の元で必死に戦い、何とかあの者たちを追い返しました。が、大勢の民が死に、傷つきました。そしてどういう理由からかはわかりませんが、あの者たちは妹のイリエルを連れ去って行ってしまったのです。もしかするとあなた方はホルムへの道程で岩鬼たちに出会うかも知れません。その時には可能ならばぜひ妹を救出してください。・・・・・・いえ、無理強いはしませんが・・・・・・。」

「この"世界樹"の力はだいぶ弱まっているよう です。かつては彼が守っていてくれたおかげでこんなことは起きなかったのですが。・・・・・・」


 データ

◆ヴェルヴの剣
(光剣、中性格)
クステ:大龍 地縁:? 霊縁:火
強度:30 精度:25 感度:20 魔力:20
愛敬:5 美麗:20 威厳:20 畏怖:10
HP:28/25/25
幸運:戦場/戦闘中
不運:詩や本の朗読が聞こえる
喜び (150)75
慈しみ なし
悲しみ なし
やるせなさ なし
怒り (150)75
愛しさ なし
憎しみ なし
恐れ なし
哀れみ なし
無名の感情 なし
打撃力:3D6※
防御力:3
魔法:金・金・混・炎・円・剣(魔法に使用して も、寝て、目覚めたときに思い出す。)
信仰:"死の女神の剣"
精霊体:火。
特殊効果
・相手も魔法の防具などを使っているのでない限 り、攻撃を命中させた際に剣がダメージを受けることはない。
「怒り」を2D6消費することで・・・・・・
 ・3戦闘ラウンドの間刀身に炎を帯びさせる。 (ダメージ+1D6)
 ・炎をほとばしらせる。 (「魔力」m。ダメージは2D6。)
 ・「魔力」分の間、全身に炎をまとうことがで きる(触れた者に1ダメージ)。あるいはその時間内炎の中にいてもなんらダメージを受けることがない。

 

◆タウィスの剣
(大刀、男性格)
クステ:闇 地縁:? 霊縁:地
強度:40 精度:20 感度:15 魔力:15
愛敬:5 美麗:15 威厳:25 畏怖:15
HP:30/28/28
幸運:地下
不運:楽しそうな笑い声が聞こえている
喜び なし
慈しみ なし
悲しみ なし
やるせなさ なし
怒り (200)90
愛しさ なし
憎しみ なし
恐れ (100)60
哀れみ なし
無名の感情 なし
打撃力:4D6※
防御力:4
魔法:赤・赤・混・四角・山・剣(魔法に使用し ても、寝て、目覚めたときに思い出す。)
信仰:"死の女神の剣"
精霊体:大岩。
特殊効果
・相手も魔法の防具などを使っているのでない限 り、攻撃を命中させた際に剣がダメージを受けることはない。
※この剣の特殊能力を使うときには両足を大地につけていなくてはならない。
・「恐れ」を1D6消費することで、3ラウンドの間皮膚を硬質化させて1D6の防御力を付与できる。
・「怒り」を1D6消費することで、3ラウンドの間攻撃力を1D6増大させられる。
・「怒り」または「恐れ」を2D6消費して、 「魔力」ラウンドの間、半径5mの、あらゆる物理的攻撃を防ぐバリアーを形成できる。

 

◆ウムルの剣
(鞭剣、中性格)
クステ:月ウサギ 地縁:? 霊縁:水
強度:20 精度:25 感度:25 魔力:20
愛敬:10 美麗:15 威厳:20 畏怖:15
HP:23/23/20
幸運:酔っ払ってるとき
不運:酔っ払っていないとき
喜び なし
慈しみ なし
悲しみ なし
やるせなさ (150)50
怒り なし
愛しさ なし
憎しみ なし
恐れ なし
哀れみ (150)100
無名の感情 なし
打撃力:2D6
防御力:2
魔法:青・青・混・円・竪琴・剣(魔法に使用し ても、寝て、目覚めたときに思い出す。)
信仰:"死の女神の剣"
精霊体:水。流水。
特殊効果
・相手も魔法の防具などを使っているのでない限 り、攻撃を命中させた際に剣がダメージを受けることはない。
・「哀れみ」を1D6消費することで、「魔力」 分の間水中で呼吸可能になる。
・「やるせなさ」を2D6消費することで、半径 「魔力」mの、魔法を無力化するエリアを形成できる。5ラウンド持続する。
・「哀れみ」または「やるせなさ」を2D6消費することで「魔力」m以内の敵を、刀身をのばして攻撃できる。「感覚」による対抗RRを行い、このとき命中判定に+5できる。
・鞭のように「からめる」ことができる。

 

◆アトの剣
(短剣、中性格)
クステ:鷲 地縁:? 霊縁:風
強度:20 精度:25 感度:25 魔力:20
愛敬:15 美麗:20 威厳:15 畏怖:10
HP:23/23/20
幸運:晴れた日
不運:青空が見えない場所
喜び (150)80
慈しみ なし
悲しみ なし
やるせなさ なし
怒り なし
愛しさ なし
憎しみ なし
恐れ (150)70
哀れみ なし
無名の感情 なし
打撃力:2D6※
防御力:2
魔法:紫・紫・混・鳥・馬・剣(魔法に使用して も、寝て、目覚めたときに思い出す。)
信仰:"死の女神の剣"
精霊体:風。鳥。
特殊効果
・相手も魔法の防具などを使っているのでない限 り、攻撃を命中させた際に剣がダメージを受けることはない。
・「喜び」を2D6消費することで、剣を「魔力」 m飛ばすことができる。命中判定に+5の修正を得、さらに剣は飛んで戻ってくる。
・「喜び」を1D6消費することで1ラウンドの 間身体の動きを軽やかにし、「運動」(精度)が2倍になる。
・「恐れ」を2D6消費することで、「霊感」秒 の間透明化できる。


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