1-2.死の遭遇
1.最初の遭遇
PCたちは森を探索し、結局迷ってしまう(ここにザリの神はすでにいない)。
その夜、PCらのキャンプに傷ついた男が現れ、さらにそのあとから数匹(1D6匹)の邪なる黒犬(148.邪なる黒犬)が追ってくる。(多分戦闘になる。)傷ついた壮年の男はPCの一人に
「これを・・・・・・ゴホッゴホッ(咳込む。黒い血を吐く。)・・・・・・」
と言いながら金の腕輪を渡して息絶える。彼の所持品を探れば以下のものが見つかる。
・金の腕輪
(「白・金・円」のマジックイメージ を感じ、いくつか得ることができる。さらに「怒り」「慈しみ」の感情を1D6得る。)
・銀の指輪(「銀・月・竪琴」のマジックイメー ジを感じ、いくつか得、さらに「慈しみ」「やるせなさ」の感情を1D6得る。)
・2枚の羊皮紙◇1枚目(共通語)
"地獄にまします我が悪魔よ
御名があがめられますように
御国がまいりますように
御心が地獄に行われるとおり
この地上にも行われるように
我が夜毎の楽しみを今宵もお与えください
御身に負債のある者を許さないように
我に負債のある者を許さないでください
悪しき者に鉄槌を賜れよ"◇2枚目(古代神聖語?)
"シヌッラ ウタッカ
シンヌッラ クッラエ
キギヌッラ セイレイニ カッカンセンシ
カッカレラッカウッラ テイメイヘツッラ ダッカラッカクサッカセル
カッカミデアッカル ツルギ
チセイヌッラ ハッカイ
フッラウウッラ アッカヤッカツル ムッラヌッラヌッラ チカッカラッカウッラ サッカズケル
セイメイヌッラ キ
エイエンヌッラ セイメイヌッラ ナッカズッラウッラ ツッラキ アッカカッカス"・・・・・・男の背中には黒い槍が突き刺さっており、抜けない。
(触れれば 「黒・鎖」のマジックイメージを感じることができ、"解呪"などの魔法を使えば抜くことができるようになる。)
彼の血は全て黒く染まり、したがって死体も黒くなっている。
邪悪な呪いがかかっており、燃やせばその煙はあたりの樹木を侵し、埋めてもそこには当分雑草すら生えなくなる。
2.第2の遭遇
あくる夜、あたりは嵐に見舞われ黒い雨が降る。
そして再び邪なる黒犬の群れが現れる。
今度はさらにそのあとから黒いローブを着た小柄な人影まで現れる。
その人影は見た目は小柄ですが、「霊感」で見ればその身に圧倒的な大いなる「黒」のイメージをまとっていることがわかる。
(「恐れ」を1D6〜1D10増やす。彼と接触している間じゅう、毎ラウンドごとに「恐れ」を1D6〜1D10増やすように。)
ひしひしと死の恐怖がPCの身に伝わってくる。
彼はこう言う。「わが名はシド。虫けらどもめ、あの男が持っていた物をすべて渡せ。」
データ
☆邪なる黒犬(マルク・ヴァンドリ)
体長2〜3mの黒い犬。
体力:19 運動:19 感覚:19 霊感:19
HP:19/19/19
防御力:4
攻撃力:
2D6+2※(格闘戦、白兵戦)
火炎放射(射撃戦)。前方12m以内の目標に4D6+1打撃。
〈交渉修正〉
愛嬌:− 美麗:− 威厳:−10 畏怖:−5
〈死亡の際の感情波動〉
1 喜び (1D6)
2〜3 怒り (2D6)
4〜5 憎しみ (2D5)
6 無名の感情 (1D10)
登場数 1〜6
生息地 荒地
遭遇頻度 C:30(幽鬼語・神秘学37)
備考:デヴィルズダンディドッグ☆シド"死をもてあそぶ者"ver.1(黒・嵐・雷)
種族:??? 性別:男?
夢見:? クステ:闇? 地縁:? 霊縁:?
体力:45 運動:45 感覚:25 霊感:25
愛敬:0 美麗:20 威厳:20 畏怖:20
HP:45/35/35
幸運:暗い場所
不運:太陽の光が当たる場所
武術・魔術:《まじない》《言葉紡ぎ》 《法則の探求》
技能:
古代神聖語10 精霊古語10 幽鬼語10 ロルダ古語10
マスト語10 古代龍語10 神秘学15 社交5
信仰:なし?
攻撃:
2D6+6*(投槍。精神戦。鎧無効。一 度刺さったら抜けない。「体力」×5メートルまで届く。)
22D6(「黒い光を放つ剣」。)
魔法:あらゆる「黒」のイメージを使った魔法。 "デュールの猟犬"をよく使う。
備考:黒髪、黒肌、黒眼。西洋系の顔立ち。 ニヒル。◇黒い光を放つ剣(長剣、中性格)
クステ:闇? 地縁:? 霊縁:?
強度:200 精度:200 感度:200 魔力:200
愛敬:0 美麗:50 威厳:50 畏怖:100
HP:200/200/200
幸運:暗い場所
不運:太陽の光が当たる場所
喜び:なし
慈しみ:なし
悲しみ:なし
やるせなさ:なし
怒り:(1000)500
愛しさ:なし
憎しみ:なし
恐れ:なし
哀れみ:なし
無名の感情:(1000)500
機能:
〈白兵戦命中〉20 〈切断〉20 〈防護〉20 〈魔力補助〉10
魔法:黒×3・無色×3・砂・存在しない円 ・渦・剣(一旦魔法に使用してしまっても、毎日陽が沈むごとに思い出す。)
打撃力:22D6※+nD6
防御力:22
信仰:なし?
精霊体:常に闇をまとっているので、この剣の真 の姿を見たことがあるものはいない。"闇"そのものだとも言われる。 漆黒の巨人?特殊効果
・辺りが闇に包まれる。すべてのものが吸い込ま れていき、光が持ち主方向には赤っぽく、逆方向に対しては青紫に変調して見えるようになる。
・空間が歪み、「(この剣を出し続けたラウンド) 分の1」に縮む。が、はた目には剣及びその持ち主の大きさが「(剣を出し続けたラウンド)倍」になったかのように見える。
・攻撃を命中させても剣はダメージを受けない。
・感情が0になると眠りにつく。★攻撃
※n:剣を鞘から抜いてからのラウンド数。
・時間が縮み、nラウンド目にはn回攻撃できる。
・巨大化することにより、nラウンド目にはダメ ージが+nD6される。
・相手に与えたダメージの半分は剣自身、残りの半分は所持者に吸収される。(回復する)★防御
・相手のあらゆる攻撃・魔法が命中した時にはす べて自動的に剣が受けたことになり、剣にダメージが行く。回避に成功した場合はただ普通によけたか、剣で受けたかを選ぶことができる。ただしこの世界の物質で出来ていないので魔法及び魔法の武器以外からは最低ダメージしか受けない。
・射撃武器、魔法でさえ受け止めることができる。
・破損しても毎ラウンド20ポイントずつHPが回 復する。★各感情消費による特殊効果
・「怒り」
2D6:"疾風斬"。攻撃回数2倍。
4D6:"双列斬"。ダメージ2倍。
8D6:"無間殺"。時間の進み方を極限まで遅くすることで、隣接する敵に対して何度でも攻撃することができるようになる。
16D6:"龍渦紋"。漆黒の竜巻を起こす。「霊感」m以内のすべての存在は切り裂かれて(10+n)D6ダメージ。これは6ラウンドの間続く。「運動」のRR30以上でダメージ半減。・「無名の感情」
nD6:"吸渦紋"。この剣に接触した存在の 「生命値(霊命値)」を消費した感情分吸収する。「生命値」が0になればその存在は消滅し、犠牲者の感情をもすべて剣に吸収してしまう。
3D6:"空渦紋"。漆黒の波紋が発生する。 相手との距離が半分に縮まる。
4D6:"風渦紋"。漆黒の風が起こる。「霊感」m以内の存在は「感覚」のRR30以上を出さないと、風にさらされnポイントの「生命値(霊命値)」を奪われる。
8D6:"封渦紋"。"真の魔法の剣"に対し てのみ行うことのできる特殊な行動。「能力値」「感情値」のそれぞれ合計を、対象とする"真の魔法の剣"と同じ値だけ減らし(一時的に)、その剣の精霊を長期(1D100年)の"眠り"につかせて封じる。 こちらの剣の能力は"眠る"(1D100年)ことで再び完全に回復する。
20D6:"虚渦紋"。剣が本来の姿を現し、漆黒の渦となる。 剣の「魔力」m内にいるすべての存在は以後毎ラウンド、N(この魔法を行使してからのラウンド数)D6ポイントのダメージを受ける。このダメージはHP・感情値のどちらに適用可能だが、感情値は0になると"喪失"してしまう。これは効果範囲内のすべての存在がいなくなるまで持続し、最後に剣だけが残る。 剣はすべての「霊命値(生命値)」「感情値(「怒り」「無名の感情」のみ)を吸収し、激情もおさまった状態でその場に残る。あとは不毛の風が吹くのみ・・・・・・。
※オリジナルのマジック・イメージ
〈異世界の力〉=「銀色」
「異世界」「時空」「神秘」「時間」「異空間」
・・・・・・"真の緑"と関連がある?〈月〉
「メディート」「死」「異世界」「車輪」 「うつろい」「不安定なもの」「狂気」
満月=「狂気」「異世界」「変身」 「真の緑」
半月=「二つの異なるものの融合」「半円」
三日月=「始まり」「終わり」「境界」
新月=「闇」「死」「真の黒」〈嵐〉
「(物理的に)破壊的な力」
逆位置=「物理的力の(強制的な)抑制」
甘い死の罠2
◇シドに渡す
彼はそれを受け取ると、一瞬笑みを浮かべ…
あたりは闇に包まれる。
あなたはドサッと地面に倒れる。
お腹の方から信じられないほどの激痛がじわじわと襲ってきて、あなたは自分の胴から下が無くなっているのに気が付く。
直後、仲間の悲鳴らしきものが2〜3立て続けに聞こえ…
そしてあなた自身は痛みが極限を超え、感覚が麻痺し、やがて意識を失う。…と、気が付くと(おそらく冷や汗を流しているであろう)あなたはめざめる。(「恐れ」+1D10)
うたた寝をしていたのだろう。
あたりはしんとしていて、焚き火がぱちぱちとはじける音だけが森の木々の間に響く。…やがて、獣の吼え声のようなものが聞こえ、邪なる黒犬と共にあの男が現れる。
「わが名はシド。虫けらどもめ、あの男が持っていた物をすべて渡せ。」
(以下ループ)
3.戦闘
要求を拒否すれば即戦闘である。
最初のラウンド、シドは邪なる黒犬を2D6匹召喚。
次のラウンドから黒い槍を投げてくる。槍は最初手に持っている時はペンくらいの大きさだが、投げるとみるみる大きくなって目標に突き刺さる。魔法・魔法の防具を除くいっさいの防御力は無効で、しかも一度刺さると"解呪"の魔法を施さない限り抜けない。
さて、PCらが「恐れ」の"激情"もせず、しかもよく奮闘して邪なる黒犬どもを撃退した場合にはシドはこう言う。「ほう、なかなかやるではないか。
ではこちらもちょっとだけ本気を出してやることにするか。」そして、腰の剣を抜き放つ。
剣が抜かれると同時に鞘から"闇"が漏れ出、あたりが闇に包まれていく。その剣(?)の刀身は闇に包まれ、見ることはできない。さらにこの剣はあらゆる攻撃を受け止めることができ(1ラウンドに何回でも)、受け止めた瞬間にその武器は破壊される。魔法ですらはじき返すことができる。
実際にやってみれば分かるが(わざわざやってみなくても分かるが)、正直、勝てない。
(何しろ、クリティカルしても当たらない)「恐れ」をたくさん(2D10〜3D10)あげ、PCたちが逃げ出すように誘導してください。
もし万一クリティカルでシドが死ぬことがあったとしても(手加減しない限りありえない)、彼には神の加護があるので次のラウンドに完全復活します。勝ち目はない。
4.逃亡
PCらがピンチに陥ると黄金の腕輪が熱くなる。
そしてその所持者の心の中にさまざまな種類のマジックイメージが浮かび上がり、解放を求める。
イメージを解放してやると
(全ての感情を1D6減らす。"激情"していた感情は即座におさまり、その上で1D6減らす。)
腕輪から炎が解き放たれ、シドを襲う。「おのれ、またしても邪魔を・・・・・・」
シドは全身が炎に包まれ"少し"苦しそうにするが、それでもPCらを追ってくる。
炎はさらに森の木々に燃え移り、二筋のラインを描いてPCらの進むべき道を示す。そして炎の道に従ってしばらく行くと広場に出る。そこはPCらの来た方向以外全て炎に囲まれており、さらに燃える木の根元に何本かのキノコが生えているのに気付くことができる。"妖精の輪"である。
次の瞬間、広場にいる者全員がそこから飛ばされる。
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