1.闇の中で何かが生まれる
1−1.遭遇
PCたちは目覚めます(何も見えませんが(笑))。
何も見えませんし、なぜそこにいるのかもわかりません(説明してはいけません)。ここでPCたちは遭遇します。真っ暗闇でいかにコミュニケーションしあうのか(しゃべることは出来ます)…愉快な光景を見ることが出来るでしょう(笑)。
ここでのルールは「マジックイメージ以外何も見ることが出来ない」です。霊感で判定してそれなりの値が出たら(15〜20くらいですか)何かイメージを見せてください。
とりあえず他のPCは「ランプ」
「円」
「六芒星系」
「緑」
「種族の属性の色」
人間:黒・白
鬼族:黒
小人族・巨人族:赤
妖精族:白
魔族・獣人・龍人:混じり合うすべての色
etc...といったようなイメージで認識されます。イメージが多すぎるとプレイヤーが理解不能に陥るので(w、「色」+「形象一つ」くらいで見せるといいですかね。
イメージの中でとりわけ重要なのは「緑」で、見せるイメージは正確には
「形象一つ」+「緑」+「種族の属性の色」
といった形で見せるといいでしょう。「緑」は要するにPCたちがすでに「死者」であることを暗示しており、背景世界を良く知っている人はそのことに感付くでしょうが、GMはそれについて説明してはいけません。
1−2.探索
状況が落ち着けばPCたちは周りを探ってみようと行動を始めると思いますけど(PCたちの遭遇だけで疲れきってしまう可能性もありますが…その場合は休憩を入れるといいかと)、その場合は「闇」の地縁カードで適当にイベントを起こしてください。
ここで遭遇するPC以外の知的存在ですが、記憶をほとんど失ってまとまってさまよう闇の亡者の群れくらいのもんです。「モンスターが現れる」というイベントが出た時にはこの亡者の群れを登場させてください。データとしては「72.亡者火(エヴィュート)」を適用してください。戦闘するなと言ったくせにさっそく戦闘に突入する可能性がありますが(笑)、初期キャラではまともにやっても勝てませんので、逃げてもらってください。GMもあまりしつこく追い立てないように。1回攻撃したらすぐに気まぐれで別のところに去って行ってしまう、という程度で良いです。彼らはもうほとんど記憶を喪失してしまっていて周りが何かも理解してない状態ですので、「何かにこだわることができず、注意散漫で、ただ気まぐれに恐ろしい叫びを撒き散らしながら通り過ぎていく」というのがそのリアルな描写となります。
とりあえず、ただの「怖がらせるための演出」と割り切ってプレイしてくださいな。
1−3.エンテルペー
地縁カードのイベント表か、GMが適度に時間が過ぎたなと思ったらそこでエンテルペーを登場させてください。
エンテルペーは「緑色の犬」の姿をしており、文字通り「冥界の友人」を意味します。その正体はPCの「会いたい人」の一人なのですが、エンテルペーはそのこと自体の記憶を失っています。ただPCたちに親近感を覚え、助けたいという想いに駆られています。
適当に機会があればエンテルペーは自分が「会いたい人」であったことを思い出すでしょう。エンテルペー
イメージ:緑+犬
能力値:適当(wエンテルペーはPCたちが「元の世界に戻りたい」とか「ここから外に出たい」とか「まともな人のいるところに行きたい」とか、そんなようなことを言うとその方法を知っていると言って教えてくれます。
<試練>
1.天よりも高いところに行かなくてはならない。
2.海よりも深いところに行かなくてはならない。そこで「真珠貝」を見つけ出さなくてはならない。
3.不明
4.最後に魔物が待ち構えており、そこにやってきた者を食べてしまう。魔物の出す「永遠の謎」を解けば魔物は道を通してくれる。1−4.豆の樹
エンテルペーに聞けば「天よりも高いところ」に行く方法を教えてくれます。付いてくるように言うので付いていくと、途方も無く巨大な「豆の樹」の元に案内されます。それを登れば「天よりも高いところ」に行けるとエンテルペーは言います。
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