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6.星の宿る海にて
<6−1.セラータの死>
GM:いちおう死亡したんですけど、そのあとどうしますか?
P1:えーっとなにができるんでしたっけ?>
GM:1.感情を誰かに与えて成仏する→転生
GM:2.感情がなくなるまで死霊としてここにとどまる
P1:感情って?
GM:今回はルール的に扱ってはいないんですが、
GM:Fローズでは10種類の感情を持っていて、
GM:死んだ時に好きな感情を好きな相手に与えることが出来るというルールがあるのです
P1:あたえるとどうなるです?
GM:相手が与えた感情を感じる
GM:「喜び」を与えると、相手はP1さんのキャラが死んで嬉しいと思う(笑)
P1:なるなる
GM:別に成仏しなくても、死霊になっている間は感情を与えることが出来るというローカルルールを使ってたんですけど…(笑)
P1:とりあえず2かなぁ・・・
GM:死んで死霊にならずに感情を与える場合には、マレイアが憎悪に狂ったような強力な感情を与えることが出来るのです
P1:なる〜
GM:とりあえず、死んだ者同士話がしたければどうぞ
P3:一人だけ死人の時は暇してたけど2人だったら逆にP2さんが・・・・・・ちょっと可哀想かな(笑)
GM:まあ、P2さんが動かないとシナリオが進まないんで、その辺は大丈夫でしょう(笑)
GM:とりあえず死霊だけで始めましょうか(笑)
P1:あぁ・・・
P3:進まないのに・・・(笑)
GM:今の内に話したいこと、やりたいことをやっておいてくれた方がサクサク先に進められるようになるので
セラータ:うい〜
マレイア:はいな
GM:…ということで、セラータは気が付くとマレイアがいることに気が付く
マレイア:溜息ついてます
GM:リィンは動かないセラータの体を抱えている
GM:てな状況ですか
セラータ:「・・・・・を(汗)」じーーー>マレイア
GM:嵐はもう晴れた
マレイア:ぺしっと頭叩きます・・・・・死霊同士って触れます?
セラータ:「を!?あれあたし??あたし・・・??」
GM:触れます
セラータ:いたい??
GM:いたい
マレイア:「・・・・・・ったく・・・こっち来んなっつったのによ・・・・・・」
セラータ:「・・・こっちって・・・あたし死んだの?」自分の頭をなでながら
マレイア:「・・・・・・下見てみろ・・・」下指差します
リィン:「私がひきずりまわしたばっかりに・・・。」
リィン:セラータの体を抱えて、無心に中空を見上げます。
セラータ:「・・・・・あぁ・・・・」(汗)
セラータ:「リィンちゃんのせいじゃないよー!!ちがうよー!!」リィンの周りでわたわた
リィン:(これから・・・どうしたら・・・。)
マレイア:「どんなに喚いたって聞こえねぇってのが辛いんだよな・・・・・・」
セラータ:「えぇ〜そうなの!?」
セラータ:「・・・どぉしよぅ・・・」
マレイア:「とりあえずは・・・・・・見守るしかねぇんじゃないのか・・・」
セラータ:「う〜・・・うん・・・」
GM:先を見ると、その先は広い窪地になって、無数の湖沼がひろがり、空の星が反射してきらきら輝いている。
セラータ:「ふわ〜きれいだね〜」
セラータ:あ、幽霊って足あるんですか??ういてるんです??
マレイア:「あと少しか・・・」
GM:足はあるんじゃないかな?浮こうと思えば浮ける
GM:その向こうに、石造りの大きな建物が建っている
セラータ:「・・・をぉ!!浮ける!!すごーい!!・・・・便利ちっくで不便そうだなぁ・・・」
マレイア:「はぁ・・・・・・まったくこの極楽トンボは・・・」(笑)
セラータ:「がーん!!極楽トンボ!?ひっどーい!!」
GM:本当の極楽ですな(笑)
GM:ここまでたどり着いたので運点+2です>二人
GM:さて、どうしますか?
GM:とりあえず、今のうちなら自由に好き勝手行動できるしこちらも対応できますが、
GM:リィンさんが来たあとはあまり構ってられないと思ってください
セラータ:うい〜
GM:メインでやることが結構いろいろあるんで
セラータ:じゃぁ飛んであたりを偵察!
GM:具体的にどこを?
マレイア:ん〜・・・・・・上空に移動します
セラータ:窪地のあたりかな?
GM:技術点で振ってください>2人
マレイア(ダイス機能):2D6 = (3+1) = 4
セラータ(ダイス機能):2D6 = (5+6) = 11
マレイア:よゆうっす
セラータ:ははは!!無理!!
セラータ:飛べる事に感動を覚えてます(爆)
GM:セラータは窪地の方に飛んでいった。マレイアは窪地の建物の方角からとても禍々しい強力な存在らしきものの力を感じた。
マレイア:「うっわ・・・・・・いかにもってな感じだな・・・・・・」
セラータ:「ぶーん♪」
GM:小さな沼の上を通り過ぎるとその向こうに神殿らしき建物が見える。
GM:建物の手前の雪原にぽつんと一つの人影?が見える>セラータさん
セラータ:「あれが目的地かな??・・・ん??」こっそりちかずくー!
GM:鎧を着た人物らしき者が立っている。その顔は半分は人だが、半分は山羊で、白い毛がふさふさと生えている
セラータ:「・・・・・・・」だーっしゅ!!で逃げる
GM:相手はあなたをじっと見た
マレイア:上空で漂ってます
GM:技術点+2D6振りたまえ>セラータさん
セラータ:「・・・・・失礼しましたー♪」逃げる
セラータ(ダイス機能):2D6+7 = (3+3)+7 = 13
セラータ:うーん、低い
GM(ダイス機能):2D6+14 = (4+3)+14 = 21
GM:セラータは体が動かなくなった
セラータ:「うえぇ!??」
GM:じっとあなたを見ている
セラータ:「・・・・・ど、ども〜(にっこり)」
解説6−1)
ここは特に何もやってません。PC(死霊)の行動に合わせてリアクションを返してただけ。
話の先読みできる人がいると、おいしいところをつついてくれていろいろ裏話とか出来たんですが。ここの場合には魔人?との会話でもすれば面白い話が出来たと思います。
マスターの隠し設定を探り出して、そこをつついていろいろ話をさせる、というプレイングは話を面白くする上で有効なテクニックです。ただそれには、プレイヤーの方に「裏話のありそうな部分をかぎ分ける能力」が必要で、なおかつマスターが「そういう裏設定を別にプレイヤーに見せるわけでもないのに(笑)話の整合性を取るためにきちんと作っている」という、あうんの呼吸がいりますね。で、そういうところまで作ってちゃんとやると、世界・ストーリーに深みが出て、人が息をして生きているんだという実感もわいてくるものだと思います。はい。
<6−2.決意>
リィン:「みつけた・・・。みつけたよ・・・。」<誰にともなくつぶやく
GM:というところから
リィン:はい
GM:さてどうします?
リィン:セラータを背負って建物に近づきます
GM:「・・・あの、リィンさん」
リィン:「はい?」
GM:「もう・・・やめませんか?」
リィン:「どうしてです?」
GM:「はっきり言いますが・・・」
GM:「今ここでやめれば、あとの二人を助けることがまだ十分可能ですが・・・」
GM:「これ以上続けた場合、もう私の力で二人を救えるかどうかわかりません。」
リィン:「・・・・・。」
マレイア:その声は聞こえるんですか?
GM:はい>マレイアさん
セラータ:私も聞える??あ、でもそれどころじゃないなぁ・・・(笑)
マレイア:「(ここまで来といてやめるわけにゃあいかねぇんだよ!)」
マレイア:と上空で喚いてます(笑)
リィン:プレイヤーは聞いてしまったがキャラクターには聞こえてないんだよねぇ・・・(笑)
GM:キャラクターには聞こえてませんね♪
GM:「その子供一人救うのに、そんな二人もの命を犠牲にしていったい何になるんでしょう?」
リィン:「・・・・・。」
リィン(ダイス機能):1続行2中断 1d2 = 2 = 2
マレイア:それをダイスで決めるのか・・・(笑)
GM:そんな重要な決断をダイスにゆだねるなんて感心しないなぁ
リィン:「・・・私には・・・選べない・・・。」
GM:「時間はありません」
GM:プレイヤーレベルで相談するのはOKです>ALL
GM:選択肢は2つです
マレイア:ここ中断して復活するってのも間抜けなんで続行に1票
セラータ:同じく続行かなぁ〜
GM:1.子供を助けようとする:子供を助けられるとは限らない。仲間が助からないかもしれない
リィン:では、続行で
GM:2.あきらめる:仲間は助かる。子供は死ぬ。
GM:多数決なんかで良いんですか?>リィンさん
リィン:はい
リィン:全員一致です
セラータ:シャロンさんにほかの声聞こえてるのかな??
セラータ:<リィン以外の
リィン:で、さっきの発言消して良い?>「・・・私には・・・選べない・・・。」
GM:いいよ
GM:じゃあ、その旨を言ってくださいな>リィンさん
リィン:「・・・あきらめない・・・。」
GM:「・・・」
GM:「ほんとうにそれでいいんですね?」
リィン:「・・・はい・・・。」
リィン:周囲は極寒で雪積もってるんでしたっけ?
GM:はい
リィン:セラータを雪に埋めて目印を付けます
リィン:で、入ります
GM:「・・・この先からとても悪い者の存在の気配が感じられます」
GM:「逆向きの歪んだ極彩色の三角形のイメージが見えます」
GM:「おそらくそれは、何らかの強い負の感情にとらわれた存在で」
GM:「極彩色ということは、魔族か、その眷属か、あるいはそれに類する存在でしょう。」
GM:いまはまだせいぜい沼の近くまで来たというところで、ずっと向こうに神殿が見えます
リィン:向かいます
解説6−2)
夢落ち話なんですけどこの先現実のPCが死ぬ可能性があったので、その辺の決意をしてもらうため急遽入れた場面です。まあ、ここで諦めたら「挫折」ってことで、それはそれでもいいと考えてました。でもこういうとき、十中八九前に進むことを選ぶんですね(笑)。
<6−3.運命との対決>
GM:で、さらに行くと、建物の手前の雪原に、人影らしきものが一つぽつんと立っているのが見える
リィン:近づいてみます
GM:それは全身鎧を身にまとっている。その顔の左半分は中年くらいの髭を生やした男の顔をしているが、もう半分は真っ白な毛に覆われた山羊の顔をしている
GM:それは別の何か中空を見ていたが、あなたの存在に気付くとその視線をじっとあなたの方に向けた
リィン:「こんにちは(にっこり)」
GM:「よく来たな。息子よ。」笑みを浮かべる
GM:「おまえを殺せるこのときをどれだけ待ったことか」剣を抜いた
GM:リィン先生?
リィン:はい
GM:何もしないならさっさと殺しますがいいですか?(笑)
リィン:困ります(^^;
リィン:「どうして殺すの?」
GM:「おまえが憎いからだ」
GM:じりじりと間合いを詰める
リィン:「どうして憎いの?」
リィン:「この子が何かしたの?」
GM:「おまえに愛する者を奪われたこの苦しみがわかるのか?」
GM:あと10秒
GM:9
GM:8
GM:7
GM:6
GM:5
GM:4
GM:3
GM:2
リィン:「・・・・・。」
GM:1
GM:0
GM:攻撃します
リィン:「あなたの子供なの?」
GM(ダイス機能):2D6+17 = (5+2)+17 = 24
GM:まあ、振りたまえ(笑>リィンさん
リィン:2d6+技術点?
GM:はい
リィン(ダイス機能):かなうわけないじゃん 2d6+8 = (3+3)+8 = 14
GM:体力点−2>リィンさん
リィン:17って何
GM:人間じゃないですから(笑)
リィン:「この子はあなたの子供なの?」
GM:「そうだ、それがどうかしたか?」
リィン:「あなたの大事な人はこの子を生んで死んだのね?」
GM:「・・・」
リィン:「あなたの大事な人が命を懸けて生んだ子供を、あなたは殺すの?」
GM:「許すことは出来ない」
リィン:「あなたの大事な人はそんなこと望んで居ないでしょう?」
GM:剣を再び構えた
リィン:「本当にそれで良いの?それであなたは救われるの?」
リィン:「この子を殺してもあなたの大事な人は帰ってこないでしょう?」
GM:「もはや許すことは出来ないのだ」
リィン:「あなたの大事な人は、あなたがこの子を育てる事を望んでいる、そうは思わない?」
GM:「だからといってそれでこの苦しみが、この憎悪がなくなるわけではない」
リィン:「この子を殺しても、あなたには哀しみと虚無感しか残らないはずよ?」
GM:「この復讐さえ果たせればあとは何もいらない」
リィン:「あなたの大事な人の子供、あなたとあなたの大事な人の分身なのよ?」
GM:「このためにこの身体すら悪魔にささげた。もはや引き返すことはできぬのだ。」
リィン:「まだ間に合う、その憎悪は消せるはずよ。」
GM:彼は剣を振り上げた
GM:あと10秒
GM:9
GM:8
GM:7
GM:6
GM:5
GM:4
リィン:「あなたがの大事な人が命を懸けて生みたいと思ったあなたの子供なのよ?」
GM:3
GM:2
GM:1
GM:0
GM:彼は剣を振り下ろした
GM:いちおう振りましょうか
GM(ダイス機能):2D6+17 = (1+5)+17 = 23
リィン:最大値以上、振るだけ無駄です
リィン:「ぐはぁっ」
GM:体力点−2>リィンさん
GM:生きてる?(笑)
リィン:マイナスになりますか?
リィン:−1です
セラータ:あぁ・・・みんな幽霊・・・
マレイア:全員・・・・・
GM:死に際のせりふでもどうぞ
リィン:「・・・憎しみに・・・囚われないで・・・・。」がくっ
GM:死亡の処理をしましょう
GM:1.好きな対象に好きな感情を与えて成仏する
GM:2.感情を残したまま死霊になる
リィン:2択?
GM:はい
リィン:1,さっきの男に子供に対する愛情を与えて成仏します
GM:男はリィンを倒したあと、再び剣を構えた
GM:そして子供を刺そうとしたが、手から剣をポトリと取り落とした
GM:「ああ、すまない、すまない・・・」男はそう言って赤ん坊を抱きしめた
解説6−3)
この場面の分岐はこんな風に考えていました。
1)まともに戦って倒す
とても難しい(笑)。
父親の無念は晴れない。子供を救うのには成功。
夢の中で死亡したPCは、夢が終わったあとに生還の判定をする。帰還時に運試しで失敗した場合、そのPCは死亡。
2)「父親に有効な説得を試みた」&「最後の最後で反撃」
父親はすでに殺そうという意志を喪失しているので反撃は無条件で成功。父親は死亡。PC&赤ん坊は生き残る。しかし父親の無念が晴れるわけではないので、夢の中で死亡したPCは夢が終わったあとに生還の判定をする。帰還時に運試しで失敗した場合、そのPCは死亡。
3)「父親に有効な説得を試みた」&「抵抗せず、死亡時に父親に『愛情』を与える」
父親の無念は晴れ、子供への愛情に目覚める。
PCは全員無事に帰還できる。赤ん坊も助かる。
4)それ以外
赤ん坊は助からない。
夢の中で死亡したPCは、夢が終わったあとに生還の判定をする。帰還時に運試しで失敗した場合、そのPCは死亡。
結果は3番。いちばん理想的な結末に到達しました。
<6−4.命名>
GM:・・・と、気が付くと、
GM:君らはどこかの広間にいる
セラータ:全員?
GM:全員です
リィン:リィンは居ないんじゃ?
GM:リィンもいます
セラータ:「おりょ?」
GM:忘れてましたが、運点+3ね。生きて山脈を乗り越えたんで>リィンさん
マレイア:「・・・つ・・・・・・あん・・・どこだよここ?」
セラータ:「・・・・何処ここ??何で・・・??あれぇ??」
GM:リィンは白い赤ん坊を抱いていて、
GM:広間の中央の魔法陣の真ん中に黒い赤ん坊があるのを発見する
GM:何かしますか?
リィン:立ってるの?>自分
GM:はい
リィン:「・・・あれ?・・・私死んだんじゃ・・・。」
マレイア:ん〜・・・・・・幽体ですか?
GM:そらは飛べない
GM:お互いにお互いが見えています
セラータ:「・・・・えっと・・・・?」
リィン:「建物の前で男に切られて・・・あれ?あれ?」
マレイア:「・・・・・・・・・ってことは・・・」ぺたぺたと床触ってみます
GM:かたい
マレイア:幽体のときって物触れました?
GM:触れなかったかな
セラータ:「・・・・天国!?」
マレイア:「・・・・・・床に触れる・・・で、全員見える・・・・・・ってことは・・・ん?生きてるってことかよもしかしてよ!!」混乱して文法おかしいです(笑)
セラータ:「え、そうなの??なの??」自分の身体にさわってみます
GM:さわった
セラータ:・・・腐ってない??(笑)
GM:いや(笑)
セラータ:腐ってるです!?
リィン:「セラータちゃん!マレイア!」
GM:腐ってはいない
セラータ:あ、よかった
マレイア:「・・・ん?・・・おう・・・・・よ♪」軽く手上げてる>リィン
セラータ:「リィンちゃん!!ごめんねー!!」
リィン:ていうか、実は何かすべき?(笑
GM:まだ終わってないよ(笑
リィン:じゃ、魔法陣の上に白い赤ん坊置いてみます
GM:置いた
マレイア:「・・・・・・ところでよ・・・・・・誰?」黒い赤ん坊指差します
GM:色が違う以外はそっくりだね<赤ん坊
リィン:「・・・あれ?違うのかな・・・?」
マレイア:近寄って持とうとしますが・・・
GM:持った
セラータ:「・・・大丈夫??」
リィン:白い赤ん坊を持ちます
GM:持った
リィン:「・・・この魔法陣・・・何だろう?」
セラータ:「なんだろね〜」ぺたぺた
マレイア:「・・・・・・ほれ」と言ってセラータに放ります(爆)
リィン:放るか!?
セラータ:「ふにょぁ!!」うけとる
リィン:受け取れるかどうかは技術で判定!?
マレイア:いや〜、赤ちゃんだし(爆)
GM:(笑)
セラータ:まって!!(笑)
リィン:首折れちゃうよ(笑)
GM:受け取ったということで。あぶなかったが(笑)
マレイア:「あぶねぇな〜・・・落としそこなったぞ今・・・」(爆)>セラータ
セラータ:「投げるなぁ!!(汗)」
リィン:「この子達持ってフュージョンでもすればいいのかな?」(笑)
セラータ:「あたしぶっきーなんだから落としたらどーするつもりなのよぉ」
GM:「ええっとですね・・・」
マレイア:「落としたら・・・・・・殴ってたかな?」(爆)
セラータ:「殴り返すもん!」
GM:「・・・」
マレイア:「あ、悪ぃ悪ぃ・・・・・・で、なによ?」
リィン:「魔法陣に置いて何か言えば良いのかな?エロイムエッサイムとか?」(笑)
セラータ:「えろいむえっさいむ!?」
GM:「ええ、その呪文なんですが(笑)」
リィン:エロイムエッサイム!エロイムエッサイム!我は求め訴えたり〜!
リィン:それとも、ファイナルフュージョン承認!とか
GM:「その子の“真の名”を唱えてやれば、すべては一つになるものと思われます。はい。」
セラータ:「真の名??」
マレイア:「・・・・・・真の名?」
GM:「はい。“真の名前”」
セラータ:「ってなぁに?」
GM:「その人の存在そのものの魔力を支配する名前です。」
セラータ:「・・・・・?」
リィン:GM:老人「・・・ところで、おまえはもう自分の真の名前を聞かせてもらったか?」
GM:・・・というところで目が覚めます>セラータさん
・・・・・。
マレイア:「そう言われても・・・しらねぇんだけど・・・」
セラータ:「しらないなぁ・・・」
GM:「普通の人は、誰でも生まれたときに名付けられます。あなたにもあるはず」>セラータさん
セラータ:そうなのです?
リィン:「知らない・・・ね・・・。」
GM:そうです。この世界では
GM:「うーん」
GM:「誰も知らない?」
セラータ:「うーん・・・」
GM:「ちょっと調べてみます」ごそごそ
GM:「今ちょっと占ってみたんですが・・・」
GM:「どうもその子にはまだ名前がついてないみたいです」
セラータ:「そうなの??」
GM:「ええ」
セラータ:「ふむぅ・・・どうしよっか〜?」
リィン:「・・・あの人に聞いておくんだった・・・。」
GM:「真の名は信頼できない他の人に知られると非常にまずいことになるので、誰かその子の保護者か何かに名前を付けていただきたいのですが。他の人には知られないように。」
セラータ:「ふみふみ・・・でもこのこの両親は・・・」
リィン:「・・・さっき会ったんだけど・・・。」
GM:「誰かいないんですか?」
セラータ:「ん〜・・・あ、ねぇねぇ、あたし死んでるの??」
GM:「その子に取り付いていた悪い気配が今はまったくなくなりましたので、たぶん無事帰れるものと思われます。」
セラータ:「そうなの??・・・ん〜でもこの歳で子持ちかぁ・・・」
マレイア:「別にいいんじゃねぇの?」人の気も知らずにおき楽な奴です(笑)<子持ち
セラータ:「・・・うーん・・・まぁいっか、理解のある夫を見つけよう!!おー!!」
マレイア:「(いるとは思えねぇけどな・・・)」(笑)
リィン:「名前考えないとね。」
セラータ:「あたしくらいいい女ならきっとすぐ見つかるはずだよね!!(自信満々)」
マレイア:「・・・・・・・・・なあ・・・」
セラータ:「ん?」
マレイア:「結局その子の性別ってどっちだったんだ?」(笑)
セラータ:「・・・・・・・・・え・・・・・そ、それは・・・ねぇ?(赤面)」>リィン
リィン:「・・・うん。」
GM:「真の名と、呼び名も無いようなので両方付けてあげるといいと思います。」
マレイア:「・・・・・・・・・をい・・・気になるだろうが!」(笑)
リィン:「乙女の秘密だよ。」
セラータ:「だよ!」
マレイア:「・・・・・・・・くそ・・・で、名前なんて付けんだよ・・・」
セラータ:「ん〜・・・・フェリチタは?」
GM:「それは呼び名?」
セラータ:「あぁそっか!2つか!!呼び名でいいかな?」
GM:「真の名を与える時は『汝に真の名を与える。汝の名は(真の名)』とやるのが通例です。」
セラータ:「ほぁ〜」
GM:「真の名前は決まりましたか?」
セラータ:「うーんエスピルにしようかな?」
解説6−4)
この辺はまあ蛇足ですが…。
<エピローグ>
GM:じゃ、エピローグに入りますか
マレイア:うい〜っす
GM:無事帰還してそのあとどうしますか?
マレイア:じゃあ全国嫁さん探しの旅にでも出ます(笑)
GM:(笑)
マレイア:多分赤ちゃんみて欲しくなったんだろうね(笑)
リィン:旅を続けるはず
GM:はい
セラータ:生還後は・・・お婿さん探し!(笑)
GM:あとシャロンさんは、戦争で傷ついた人を助けるためにあなた方がもといたフェリアの町に旅立ちました。
GM:ということで終了です
GM:お疲れさま
マレイア:あ、数年後子供連れてセラータに会いに行きたいかも(笑)
マレイア:たぶん奥さんに逃げられたから子供連れて全国奥さん探しの旅の途中で・・・(笑)
セラータ:・・・・あぁ、マレイア・・・(笑)
<座談会>
GM:感想・質問等ありますか?
リィン:単純なシステムでも楽しめることが分かったです
GM:なるほど
リィン:シナリオがきちんとしてないとダメだと思いますが
マレイア:システムが簡単な分かなりRP重視なんでちょっと辛かったっす
リィン:確かに、でも良かったと思う
GM:判定にバリエーションがないから、RP重視にしないと逆に辛いかな…(笑)
リィン:こんなに追いつめられるプレイをしたのは久しぶり(笑
GM:うん。そういうシナリオだから(笑)
マレイア:途中で全員死ななきゃ話進まないのかなって思いました(笑)
GM:いや、1〜2人生き残る予定だった。みんな死んだら失敗
GM:最後の場面で「愛情」を相手に与えることを思いついたときだけ全滅してもクリア、と決めてました
リィン:思いつかないわけは無いと(笑
マレイア:なるほど・・・・・・で、正解が2/3ってなんだったんですか?
GM:正解1は、自分がやられる前に相手を殺す
GM:2:死に際に相手に「愛情」を与える
GM:それ以外は失敗という予定であった
GM:で、1を達成するには、まともにやったら絶対に勝てないので
GM:相手が戦意喪失するよう説得することが必要
GM:戦意喪失しても彼は戦うことを止められないので、
GM:最後に形だけ攻撃してくる。そこで反撃すれば自動で相手を倒せる
GM:というロジックです(笑)
マレイア:なるほどなるほど・・・・・・・・・けっこう辛かったのですな・・・
GM:で、敵を倒したとか、失敗だと相手の無念を晴らしきれないので、最後に生還チェックをするつもりでしたが、
GM:感情を与えて無念が晴れちゃったので、全員無事生還、と
GM:そんなとこです
マレイア:おお〜
GM:生還チェックは、運試しして成功したら助かる。失敗したら死亡の予定でした(笑)
マレイア:うわ・・・
GM:なんで、リィンが前に進む前にシャロンが「やめましょう」と説得を入れて伏線張りました。死んでも文句言われないように(笑)
リィン:重要な伏線ですね
リィン:あそこで行くと決めたからこそ、喜んで身を捧げられるわけで
マレイア:オイラは死んだときに「まぁこれでもいいかな?」って割り切ってました
GM:ああ、うんそれでもよかったかね?(笑)>マレイアさん
マレイア:今考えればあのエンディングが美味しいのでいやです(笑)
GM:大変な場面に追い込む時は、あらかじめ予告しておかないと文句言われますからね(笑)
リィン:金と食料がきつかった
GM:ああ、はい
GM:みんな子供なんできつくしてました(笑)
GM:舞台が戦時中だからというのもありますが…
リィン:飢え死にするかと思った(笑
GM:(笑)
マレイア:能力値一番高かったのに一番最初に落ちた・・・(笑)
GM:自分で死んだ奴は知らんわい(笑)
マレイア:ちぇ〜(笑)
GM:Fローズだと気絶するか、他の感情が激情すると、ひとつの激情が解消されるというルールがあるんで、
GM:戦って気絶させるか、説得して何らかの感情を強く促せば、取り付いた憎しみが解消されるって事にしてたんですけど、
GM:どっちも出来ずに自殺しちゃったんで…(笑)
GM:いちおうその解決法も考えてはいましたが
マレイア:まぁ何はともあれ無事復活してよかった・・・・・・(笑)
GM:ですね(笑)
マレイア:だって他にわかんなかったんですも〜ん(笑)
GM:子供を守るために憎しみには負けない、とか、仲間を守るために憎しみには負けない、というようなロールプレイをするとよかったと思いますけど…
GM:まあ、難しいかな(笑)
リィン:プレイヤーのレベルが足りません(^^;
マレイア:難しいですよ・・・
GM:それはあるかもなぁ(笑)
GM:ロールプレイでも単純になりきるだけじゃなくて、ある展開を導くために計画的にプレイすることもあるんですね…
リィン:GURPSとかやってプレイヤーの技能不足をキャラクターの技能で補ってるような奴ですから(マテ
GM:技能で処理し切れるなら技能で処理すればいいと思います
−
P1:うーん、途中でキャラころしちゃったのがなぁ〜
P1:ぼーっとしてて(爆)
GM:セラータが死んだ時の話?
P1:そうそう
GM:ああ
P1:もうちょっと上手く立ち回っとけばなぁっと思ったり
GM:あれは,セラータには十中八九死んでもらうつもりだったので(笑)
P1:っがーん!!(笑)
GM:よくしぶとく生き延びたなぁと(笑)
P1:あぁ・・・!!(笑)
GM:途中の亀裂と湖の辺りのロスがかなり痛かったですかね
P1:亀裂??
GM:大きな谷があって先に進めなかったところ
P1:あぁ〜
GM:あそこで行ったり来たりしてたのが・・・
P1:削られましたね〜(笑)
GM:ええ
P1:体力高かったからあそこまで生き延びれたって感じですな
GM:引き返さずにまっすぐ進んでいれば死ななかったと思う
GM:谷は、単純に思いっきり迂回していくと言えば1日かかるだけで先に進めたんですが、
GM:誰も気付きませんでしたね(笑)
P1:あぁ〜
P1:ですな〜(笑)
GM:あと何かあります?
P1:あとは〜とくにないかな??
P1:世界観が今いちわかんなかったのもちょっと痛かったかも
GM:どの辺?<世界観
P1:どの変というか、イメージ?がしにくいかも
GM:世界観がわからないキャラクターのつもりでマスタリングしてましたけど…
GM:戦争中、魔法はランダム、魔法についてはキャラクターは知識はない
GM:というくらいだと思いますけど…
GM:そういう世界
GM:戦争と言ってもただの戦争じゃなくて、世界が滅ぶかも、というくらいの大戦争だという認識はなかったかもですね
P1:あ、そうなんですか〜
GM:キャラクターも知らないだろうからそのままにしておいたけど
P1:なる
GM:夢の中で言いましたが、最初PCのいたフェリアの町も何年か後には滅びますし、
GM:今いる国の首都もさらにその数年後に敵の大軍勢に包囲されます
GM:と、ルールブックの歴史設定には書いてある(笑)
P1:おぉ〜
GM:で、あの赤ん坊は将来的にその危機的状況を打開するのに一役買うことになるんですが・・・それはまた別の話(笑)
GM:そんなんだから、魔族までが赤ん坊を殺すのに手を貸すんですよ(笑)
GM:だから今後敵に命を狙われ続けるんで、がんばって生き延びてね♪
P1:うい!(笑)
GM:夢の中の話は、その赤ん坊の将来の冒険の予行演習だったんです
P1:予行演習??
GM:何年か後に実際に生身で同じ過酷な冒険をせねばならなくなると(笑)
P1:あぁ〜
GM:あれで全行程の3分の1くらいですから、よろしく頼みました(笑)
GM:実際に続きをやるかどうかわかりませんが・・・
GM:やるとしたら別の面子で別のキャラでやるかなぁ…?
P1:うい〜
GM:感想って聞きましたっけ?
P1:というと?
GM:どうでした?
P1:ん〜やっぱり上手く立ち回れなかったのが心残り(笑)
GM:ですか
P1:でも楽しかったです〜
GM:どうも、ありがとうございます
<感想>
ファイティング・ファンタジーのルールにFローズの魔法ルールを付けてプレイしてみたんですが、魔法が程良く強力で結構遊べました。
むかーしに作ったシナリオの焼き直しで裏設定が山ほどあるんですけど、あんまり説明せずに小出しにして、その場で必要なことだけ説明していくようなやり方をしました。ファンタジーとか、ファンタジーもののゲームブックとかでよく使われてた手法です。まず“雰囲気ありき”で、興味を引いてから必要なところを徐々に説明していく手法ですね。核にあるアイデアがわりと普遍的なテーマで、プレイヤーがすんなりわかってくれたのも良かったでしょうか?
何はともあれ楽しんでくれたみたいで良かったです。
最初1〜2回で終わるとか言ってましたが、結局5、6回かかりました。この辺は、後付でアイデアを追加していったせいなんですけど、キャンペーンセッションで僕がよくやる手法です。「ここでこれやったらもっと面白くなる!」というアイデアを後付で継ぎ足していけるところがキャンペーンのいいところだと思いますね。