この話は夢落ち。
過去の記憶を失った人物がいる。(それはあなた!)
その人物はユーナという名の女性に出会う。
・・・・・・あなたは彼女に見覚えがあって、
何か懐かしい感じすらするが、
実際いつ会ったのか、
その時何があったのか思い出すことができない。・・・・・・
その町では祭が行われている。
空には彗星が輝いていて、
町の人々はその彗星の神を信じている。
今年は79年に1度の特別な祭が行われているらしい。
一方、主人公たちが町に現れたその日の夜から
「シェイド」と名乗る殺人鬼が出没するようになる。
「シェイド」は毎晩1人ずつ、全部で8人の女を殺そうとする、
『彼奴は、全部で8人の女を殺すであろう。
そして変えられぬ運命を変えるのだ。』
4日目の夜、ユーナはその祭の巫女に選ばれる。
『あんたあの子の知り合いなのかい?
それは可哀そうに・・・・・・。
今年巫女に選ばれた子はね、
捧げられるんだよ。
つまり・・・・・・』
しかしその夜、巫女は「シェイド」にさらわれる。
主人公は、家があった場所に還る。
そこはただ瓦礫が転がっているばかりの荒野になっていて、
最初、自分の弟の遺体が埋まっているのを発見する。
2度目は「シェイド」を追ってそこにたどり着く。
そして3度目、そこで夢を見る。
・・・・・・年老いた人物がふっと目の前に現れる。
それはかつてあなたの“師”であった人物だ。
『鏡の奥底を見つめよ。
そして真実を見いだせ。
決して、目をそらしてはならない。』
そして、手に持った剣を地面に突き立て、
『この下に“鏡”がある。』
・・・・・・
地面を掘り起こすと鏡が現れる。
鏡の迷宮の奥底ではシェイドが主人公を待っている。
シェイドはあなた自身の影。
失われた記憶、捨て去った自己。
『ユーナを助けるんだ。
そして運命を変えよう。』
扉を開くと、詠唱の声が聞こえてくる。
通路の先は神殿の広間で、そこで儀式が行われている。
巫女となったユーナがそこにいて、あなたに言う。
『まだ、あなたは私のことを思い出してくれないの?』
『私はあなたが、ほんの小さな時から知っているというのに。』
あなたはこう言わなくてはならない。
『かあさん』
と。