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HADESの町(主要地点概説)


 

≪概要≫

 遥か昔に妖精によって作られた町で、町全体が[戦車]の魔法陣を構成しています。

 町では、表では「祭」が進行して行き、裏では「連続殺人」事件が進んでいきます。

 PCたちはそこでさまざまな場所を訪れたり、人に会ったり、何らかのイベントに出くわしたりすることになります。

[戦車]の魔法陣/町の地図

↑北

黒剣
風虎   牧人
古鏡      指輪
野槌  戦車  八弦琴
海王     通火
原蛇   翼人
青龍


◆[黒剣]:闘技場 ↑↑

場所:北

[イベント]

・2日目 闘技大会が行われます。

通常の闘技大会、騎馬による競技などが行われます。
優勝すれば月桂冠と賞金が与えられます。
「外なる太守」にお目通りがかない、
その腕を見込まれて何か頼まれるかも知れません。

 

◆[翼人]:墓場 ↑↑

場所:やや東寄りの南。

普通の墓場で寂しい場所です。
ボッツという名の背中の曲がった爺さんが墓守りをしています。
外れに地下墓地の入り口があり、そこに“何か”が出るという噂があります。
退治すれば報酬(銀貨100枚)が出ます。
(→「3−5〜.地下墓地/〜」参照)

 

◆[指輪]:結婚式 ↑↑

場所:やや北寄りの東

誰かが結婚式を挙げているかも知れません。
あるいはPC、NPCの誰かがここで結婚式を挙げるかも知れません。

 

◆[戦車]:神殿/広場 ↑↑

場所:町の中央

石造りの巨大な神殿がある。
まわりには堀が巡らせてある。
手前の広場には屋台等が立っていて、
夜昼関係なく大勢の人がいる。
大道芸人が芸をしていたり、
祭の神に供えるための作品をつくっている芸術家、職人などもいる。 
《償う者》の親がここの司祭。
行けば会える。

[イベント]

・1〜2日目

女の彫刻師が少年の像(木の像)を彫っている。
ユーナ、主人公はその像の顔に、
夢で見た覚えがあるかも知れない。
(「3−10〜.人形/〜」参照)

・2日目深夜

シェイドが女を殺したあとここに現れる。
像に命を吹き込む。

・4日目夕〜夜

巫女に選ばれたユーナがここに連れられて来ることになる。
(「4.巫女選び」参照)

・4日目深夜

巫女がさらわれる。
(「4.巫女選び」「5.鏡の中へ」参照)

 

◆[通火]:占いの店/デュエッサ ↑↑

場所:やや南寄りの東

デュエッサという名の老婆の夢占い師がいる。
(「3−2.デュエッサ」参照)

[イベント]

・3日目夜

デュエッサの死骸(さわるとボロボロと崩れる)が見つかる。

 

◆[野槌]:獣 ↑↑

 場所:西

何か獣に会うかも知れません。
あるいは見せ物として、あるいは巫女の行列で。

 

◆[青龍]:図書館 ↑↑

場所:南

小さな図書館です。様々な情報が得られます。

・町の魔族に関する知識

(「1.キャスティング/◆天駆ける星の太守ジスティ」
「嘆きの声ルハーブ」「人形使いラプティーク」参照)

 

・『天駆ける星の祭』

“・・・・・・遥か昔にその首の一つがこの地に墜ち、
 魔力によって地下深くに封じられた。
 毎年1度、原蛇の月、通日の日、青龍の刻、
 それは空を焦がれて目覚めようとする。
 巫女を選びその歌にて眠りにつかせなくてはならない。
 79年に1度のその時、それは目覚め、封印を破ろうと暴れ出す。
 巫女を選び、母なる女と無垢なる子を捧げ、これを鎮めなくてはならない。
 云々・・・・・・”

 

・『象徴の神秘』

“・・・・・・『妖精の女王』という物語の中では、
 乙女ユーナと、魔女デュエッサという対照的な人物が登場し、
 それらはおのおの「真理」と「二重性」を象徴しているものと思われる。・・・・・・”

 

・『楽園伝説』

“・・・・・・4度目の、その悪夢の星の現れる時、
 町は滅ぶであろう。
 ・・・・・・その《樹の子》を大いなる守りの《樹》に捧げよ。
 さすれば《樹》は楽園への道を開くであろう。・・・・・・”

 

・『神の書』

“汝は神なり”

 

◆[原蛇]:領主の館 ↑↑

場所:やや西よりの南

 「外なる太守」と呼ばれる領主が住んでいます。
 能力的に優れているとか信頼できるという理由でお目通りがかなえば、
祭の最中に暴れ回っている(?)殺人鬼を捕らえるよう頼まれるかも知れません。
 あるいは祭が滞りなく行われるよう護衛を頼まれるとか、
“巫女”がさらわれた場合にその捜索を頼まれるとかあるかも知れません。
 「外なる太守」は、実は「天駆ける星の太守」の影です。
 が、「天駆ける星の太守」自体が常に狂気に陥っているせいからか、
「外なる太守」は自分自身の正体にすら気付いていません。
 ただ、時折偶然に、ふっと、全てを思い出し、
何やら怪しげな振る舞いをする事があります。
(「3−12.外なる太守との謁見」参照)

3日目夜

デュエッサは夢歩きでこの外なる太守を探ろうとし、
そのまま還らぬ人となります。

 

◆[海王]:酒場「銀月亭」 ↑↑

場所:やや南寄りの西

ユーナが働いている(NPCの場合)。
出会いの場。
町の様々な所に祭に関するビラが張ってあるが、
大抵はここで見ることになるであろう。

『ビラ』

「吟遊詩人の大会!!」

 

「闘技大会開催!!賞金は・・・・・・」

 

「芸術祭!!最も優れた作品を捧げた者に賞金・・・・」

 

「天駆ける星の太守の巫女選び!!」

 

「墓掃除をしてくれる者求む。」

銀貨100枚。

 

「殺人鬼を捕らえた者に賞金***」

“町に出没するシェイドと名乗る殺人鬼を捕らえた者に

賞金***を与える。

外見は黒装束をまとった(男:注)ということ以外不明。

詳細は×××のデュエッサまで。"

注:「主人公」が男ならば男。女ならば女。

 

◆[牧人]:老樹 ↑↑

場所:東寄りの北

大きな老木が生えています。
ここに神殿の地下の広間へと行く
秘密の通路の入口があります。
生け贄の儀式が失敗して魔族が封印から解き放たれた場合、
この樹に《樹の子》、つまり彫像の子供を捧げると
《楽園》への道が開かれます。

 

◆[古鏡]:家/廃虚 ↑↑

場所:やや北寄りの西の外れ

「主人公」の家のあった場所。
今は瓦礫の山があるだけです。

[イベント]

・始めて主人公が訪れた時

弟(妹)の死体を見つける。
(「3−4.『HOME』」参照)

・シェイドを追いかけてここにたどり着く

(「3−9.影との追いかけっこ」参照)

・何となくみんなが集まった時(5日目以降の夜)

《鏡》を見つける。
(「5−1.師の夢」参照)

 

◆[風虎]:風 ↑↑

場所:西寄りの北

ただ、さびれていて、風が吹いています。
ここにやってきた者は、
追い求めてきた“何か”を夢の中に垣間みるかも知れません。

 

◆[八弦琴]:劇場 ↑↑

場所:東

[イベント]

・1日目

吟遊詩人の大会が行われます。
優勝者には紫の羽のついた帽子と賞金が与えられます。
祭の間は酒代などがただになる?
それなりにいい成績を残せば町の領主の
「外なる太守」にお目通りがかなうかも知れません。

・3日目

「天駆ける星の太守の巫女選び」が行われます。
「この町で最も美しい女が巫女に選ばれる」
という根も葉もない噂が広まっていて、
毎年大勢の女性が集まります。
一方彗星の現れた年の巫女は神に捧げられて死ぬという噂も、
町に古くから住む人々の間で囁かれています。
(「4.巫女選び」参照)

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