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4.異変


〜『異変?何の話だ?
  夢でも見たんじゃないのか?』〜


◆夢占い師の死

 狭い路地裏で、彼女はひっそりと倒れて動かない。
 その口元には笑みが浮かんでいる。
 その全身は真っ白になっていて、触れるとぼろぼろと崩れていく。

 突然、目を見開く。

「アルガリアという名の男がな…、
 おまえに…力を…
 首…飾り…を…」

 そう話している端からその体は崩れていき、さぁっという風と共にその形は粉々になる。
 あとにはただ白い砂の山と、首飾りだけが残る。