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愚弄


 結局何も起こらず、やがて、森にいた『エヴァ』という名の少女の魔力で試みがじゃまさせられていたのだという噂が流れ、彼女を殺す命が発せられる。
 しかし、彼女を殺しても何も状況は変わらない。

 かくて愚か者は、すべてを台無しにしたあとで、初めて自らの愚かさを悟る。

 

【赤の原蛇】

“友よ、これがお前の言う理想というものか?
 単なる愚考に過ぎぬ。”

 

-Fin-