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1.キャスト


 基本的に「こちら側」に登場するNPCたちです。「あちら側」に登場する場合もありますが、それは偽物の"影"に過ぎません。


◆オルラント−町の領主

 普通のいい人です(珍しい!)。


◆アレクト−[黒剣]の魔導師

 魔術師学院の支部の偉い人で、この人も普通のいい人です(笑)。


◆アルガリア−衛兵長

 悪い人です(笑)。"緑の猟犬"です。教団でも上層部の人間か、あるいはよっぽど何かの筋で信頼を得ている者しか、この人物が"緑の猟犬"の一員であるとは知りません(まあ当然)。
 場合によっては教団関係のトラブルをもみ消してくれる場合があります。封印の解放をしようとするPCがへまをした場合には、この人の力でもみ消すことができます。プレイヤーに悟られない程度にさりげなく、消極的にPCの行動をフォローしてあげてください。
 どうしようもないへまをして救いようがなかったら、あっさり見捨てましょう(笑)。


◆レーヴェ−司祭[プラージュ]

 プラージュの神殿の司祭。この町の主な宗教はプラージュなのでわりと大きな影響力を持っています。いい人。


◆ゲオルグ−[野槌]の魔導師

体格
筋力
反応
知性
意志
社交
行動値
生命
精神
技能
回避
NPC
09
06
09
12
15
06
14
15
27
3
3
3

防具:獣皮(1:全身) 回避:6(3+3)
攻撃:短剣 判定値:6(技能3+修正0+縁故0+NPC3) 効果値:1 防御:1
刻印:[野槌]9(獣人のような外見)/[黒剣]3(護符)
魔法:[野槌]のほぼすべての魔法

備考
 町の中央に大きく広がる森の奥深くに隠棲している魔導師学院出身の魔導師。強い刻印の浸食を受けて、全身が獣毛に覆われた、獣人のような外見をしている。もはや人の世界でまともに暮らすこともできないので、この森の深くに隠棲し、森の封印を守りつつエヴァという名の少女と共に魔法の研究をしながらひっそりと暮らしている。魔法学院にこのことは認知されており、いざという時には互いに協力し合うこともある。


◆エヴァ−少女

 「角の大公セイシュドーマ」によって作り出された魔法的存在。「ゲオルグ−[野槌]の魔導師」の元にいて、その仕事を手伝っている。(「世界の書」魔族大全「角の大公セイシュドーマ」参照)
 きわめて無口で、必要最低限のことしか話さない。無感動。人間じゃない。
(どっかでありそうなキャラだ。やだやだ(笑))


◆「モロイ」のモーロック

 「印」がいくつか破壊され、封印が弛んだ時に現れる「吐息の大公タンキンの巨大な幻影」の吐息から生まれ落ちる魔性の存在です。
 魔族の知見を一部引き継いでいてこれまでのこと、これからのことなどいろいろ知っています。
 封印のこと、二つの町のこと、"緑の猟犬"のことなども知っています。


※「モロイ」について(サプリメント「城砦」の「密使の書」参照)

 モロイはタンキンの吐息によって生まれた「生ける屍」であり、「血を吸う夜の妖魔」である。モロイは太陽の光の元に出ることが出来ない。

体格
筋力
反応
知性
意志
社交
行動値
生命
精神
技能
回避
NPC
15
15
15
15
15
15
15
50
50
5
5
0

防具:夜の冷気(5:全身) 回避:5
攻撃
 格闘 判定値:5(技能5+修正0+縁故0) 効果値:2打 防御:2 硬度:10
 かみつき 判定値:3 効果:かみつき+魅了

特殊能力
 魅了:目標値15で意志の判定に失敗すると「モロイ/愛」に縁故1割振らなくてはならない。
 吸血:推定寿命をカード1枚分対象から吸い取る。
 飛行:空を飛ぶことが出来る。
 変身:フクロウ・狼・ネズミ・蝙蝠に姿を変えることが出来る。

弱点
 太陽:モロイは一切の魔力を使えなくなり、動くことも出来なくなる。
 樹木:木の枝や蔦草を恐れる。蔦草に絡まられると動けなくなる。
 マルーヴァの護符:マルーヴァの護符を持つ者には手を出すことが出来ない。