「語り部」一覧

攻撃
非攻
特殊
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12
13
14
偽り
夢歩き
狂乱
庇う
大失敗
運命



◆黒剣
 白の黒剣:「血が一滴、滴った。無名の闇の中から、今、何かが誕生し、世界に波紋をもたらしていく。」
 黒の黒剣:「一つの種、それが汝なり。」
 黄の黒剣:「望め!さすれば混沌は形を得て、そこに生じる。」
 赤の黒剣:「波乱の予感がする。新たな何かが生まれ、世界に飛び立っていく。」
 青の黒剣:「生み出された何かが黄道をのぼり、天空の極みに、到達する。」
 緑の黒剣:「炎は生きるが故に、燃え広がっていく。炎として、生きるが故に、他者を焼き尽くそうとするのだ。」
 紫の黒剣:「支配するは我なり。秩序こそが世界の中で最も美しい。」


◆翼人
 白の翼人:「死は正しき終わり。終わりなくば、節度もまたなし。」
 黒の翼人:「死は安寧。限られし命の者の定めなり。それを拒むことこそ、悪なり。」
 黄の翼人:「たとえ、永遠に見えてもすべてのものに必ず終わりが存在する。」
 赤の翼人:「そのうたかたの鎖を断ち切ろう。今や、汝は自由となった。」
 青の翼人:「樹木は枯れて、地に帰り草を育てる。獅子は死んで虫を育てる。死は、決して無駄ではないのだ。」
 緑の翼人:「迷える魂あり。迷い迷って、迷いをさらに広げる。我、これを滅す。」
 紫の翼人:「あらゆる拘束を断ち切り自由にする。肉体といういましめからも解き放たれるがよい。」


◆指輪
 白の指輪:「言葉とは、それのみにて生きるものなり。すべての最初に言葉あり。」
 黒の指輪:「我が名前を遠くより呼ぶ者は誰ぞ?」
 黄の指輪:「今一時の我慢。いつか再び戻る日だけを夢見て、今しばらく待つとしよう。」
 赤の指輪:「待ちたる時は来た。今宵こそは故郷に戻るとしよう。」
 青の指輪:「正しき知識。我は、これにこそ命を捧げよう。」
 緑の指輪:「我は母なり。今は、地上を去ろうとも子らのため、いつか帰還せん。」
 紫の指輪:「愛する者よ。汝が死すとも、我が愛は永遠に変わらず。」


◆戦車
 白の戦車:「我が主人よ。我は地上に残り、汝の帰還を待つ。先年の歳月にも我は耐えよう。」
 黒の戦車:「反逆者には炎をもて、戦わん。一同、情けは無用ぞ。」
 黄の戦車:「我が運命はまもなく終わり、時代は変わっていくだろう。」
 赤の戦車:「形なき混沌が現実だ。これに秩序という名の形を与えて、未来を生み出すのが我らの使命なのだ。」
 青の戦車:「我は大地を編む。世界は今も、これからも自ら出来ていくのだ。」
 緑の戦車:「命短き者よ。生き急ぐな。お前の生きる大地は、常にゆっくりと歩む。」
 紫の戦車:「我は混沌を焼く。太陽の光の元、大地は常に堅固なり。」


◆通火
 白の通火:「我は明かりを掲げ、後続を導く。」
 黒の通火:「知恵を見逃すな。生き急ぐことは、必ず破滅に通じる。」
 黄の通火:「見よ。光と闇の双方があって、初めて意味があるのだ。」
 赤の通火:「ここまでは我が導きで来た。あとは汝自身が選ぶ道なり。」
 青の通火:「己の臆病さを恥じるな。慎重さこそ汝の命を救うだろう。」
 緑の通火:「生きざまは一枚の絵画なり。美しく滅ぶもまたよし」
 紫の通火:「我らは女神の子。大地に平和をもたらしたる者なり。」


◆野槌
 白の野槌:「すべては流転する。変化、それ自体は歓迎するべきことなり。」
 黒の野槌:「見た目のとおりとは限らない。しばしば、真実は別の場所にあり。」
 黄の野槌:「変化とは、しばしば醜きものなり。特に安寧を望む者には苛烈なり。」
 赤の野槌:「この場所こそ我が故郷。これだけは決して忘れない。」
 青の野槌:「同じことが良いこととは限らない。自由こそよし。」
 緑の野槌:「耳元にささやく者あり。これもまた夢なりや?」
 紫の野槌:「試すことを恐れてはいけない。未知の世界にのみ存在するものもある。」


◆青龍
 白の青龍:「深淵よりさらに外。そこは、夢の戦場なり。」
 黒の青龍:「熱意の生きられる場所は限られる。狂気こそ必要。」
 黄の青龍:「裏切り者よ。紛い物よ。汝は悪しき者。我は復讐を忘れず。」
 赤の青龍:「我は槍。戦い、貫き、飛びゆくことが使命なり。折れるを恐れず。」
 青の青龍:「夢さえも死をもたらす。狂気こそ究極の平和のあかし。」
 緑の青龍:「汝らは我が餌。ただ、それだけの存在に過ぎないのだ。」
 紫の青龍:「久々に戻らん。今宵の帰還は、ゆるりと楽しませてもらおう。」


◆原蛇
 白の原蛇:「一人一人が自由を持つ。それは誰にも縛られない。」
 黒の原蛇:「融合せよ。汝の生きざまを我に分け与えよ。」
 黄の原蛇:「希望?夢?それはいったい、何を意味するというのだ?」
 赤の原蛇:「友よ、これがお前の言う理想というものか?単なる愚考に過ぎぬ。」
 青の原蛇:「多彩の渦が流れる。水なき場所にさえ深淵の波音が響きわたる。」
 緑の原蛇:「我をあがめよ。願望を形にするのだ。抑えてはならない。」
 紫の原蛇:「欲望を忘れるな。それこそ汝の生きる力の根源なり。」


◆海王
 白の海王:「汝の行いはすべて許す。今後も敬意を忘れることなかれ。」
 黒の海王:「人生は海なり。ほかの人々もまた同じ海原にいる。それを忘れるな。」
 黄の海王:「敬意を忘れたる者には、厳罰あり。怒りもまた真実なり。」
 赤の海王:「嵐に荒れた海も時が過ぎれば、すべてを飲み込み、静かとなる。」
 青の海王:「遠く離れても、海は一つ。波はいつか届くだろう。」
 緑の海王:「敵を害する前に、己の身を省みよ。相手を許すもまた強き者の印なり。」
 紫の海王:「時過ぎれば、憎悪さえも小さな思い出に変わる。嵐はいつか去るのだ。」


◆牧人
 白の牧人:「子供たちが砂で遊ぶ。戯れに描いた絵に真実が描きだされる。」
 黒の牧人:「言葉よりも行動がすべてを示す。たとえ多少遅れても現実は力強い。」
 黄の牧人:「信じて待つべし。いずれ継ぐべき者がここに来る。」
 赤の牧人:「未来を見よ。我はここに世界を編む。」
 青の牧人:「大地こそ我が命。これこそ最も確かなものなり。」
 緑の牧人:「風は我が子らを運ぶ。土は我が思いを刻む。」
 紫の牧人:「我はここで待つ。汝の時が至るのを。」


◆古鏡
 白の古鏡:「我は鏡。汝の過去を愛してあげよう。」
 黒の古鏡:「汝の為すことはすべて、汝に返る。それは忘れるな。」
 黄の古鏡:「水清く、透明なれば、魚は漁師に獲られる。」
 赤の古鏡:「最初は心地良けれど、深入りは剣呑、剣呑。」
 青の古鏡:「物事はすべて諸刃の剣。自分に向く時がいつか来るのだ。」
 緑の古鏡:「見ないことこそ、見ることに通じる。それを忘れるな。」
 紫の古鏡:「無垢ならん。知らず、聞かず、疑わず。」


◆風虎
 白の風虎:「我は忘れぬ。我は諦めぬ。我は追いつめる。」
 黒の風虎:「風の匂いがする。季節が変わっていく。狩猟に備えるとしよう。」
 黄の風虎:「罪人には罰を与えずにおかぬ。これが法なり。」
 赤の風虎:「甘やかな言葉を弄する前に、行動あるべし。」
 青の風虎:「狩猟の時が近い。張りつめ、合図を待ちわびよう。」
 緑の風虎:「悪しき心を抱く者はいないか?邪なる者はいないか?」
 紫の風虎:「狩りは終わった。今は一時、休息を楽しむとしよう。」


◆八弦琴
 白の八弦琴:「中心は、常に動かず。たとえ、皆が揺らごうとも。」
 黒の八弦琴:「星座は巡る。これぞ、運命の機械からくり。」
 黄の八弦琴:「伝説こそ語るべし。なぜなら、皆を導き、希望を与えるから。」
 赤の八弦琴:「我は見つめる者。汝の生きざま、とくと見届けよう。」
 青の八弦琴:「語り残さん。これらすべてが夢で終わらぬために。」
 緑の八弦琴:「語り手は中立。すべてを見て、すべてを残す。」
 紫の八弦琴:「見つめること、伝えることが、吟遊詩人たる我が使命。」


◆夢魔の占い札
 多彩なる夢魔:「疑え、すべては偽りなのだ。真実など、ありはしない。今こそ、密やかな企てが形となる。」
 蒼白たる龍王:「浄化せよ。浄化せよ。浄化せよ。真理は一つなのだ。」
 白銀の戦姫:「復讐こそ我が定め。復讐を果たすためならば、いかなる汚名も恐れず。」
 予言する猫:「これは予言だ。私に会ったことは忘れてしまいなさい。」
 狂気:「いつか、お前は私を求めるだろう。」
 入信:「受け入れよ。求めよ。汝はすでに私のもの。」
 守護者:「答えを求めるのは愚かさの印。ぬくもりはすでに我が腕の内にあり。」
 偽り:「私はすべて。すべては私。ほかに何もない。」