−シナリオ−

 イベントフローは以下の通り。

【メインフロー】

1.オープニングの夢歩き
1−1.PCの生い立ちとPCが「獣の城」にやってきたいきさつを語ってもらう(獣の城では「すべての望みがかなう」という言い伝えがある。ただし生きて帰ってきた者はいない)

1−2.PCの最大の縁故が現れ、PCに憎悪の言葉を述べる(たとえその縁故がPCの愛している者であったとしても)

1−3.無数の獣の群れに襲われる。13回攻撃判定を行い普通にダメージを食らう。夢の中なので「刻印」のあるPCは刻印がそのポイント数分の全身鎧として働く。

<獣>
判定値:8
効果値:1(13回目の攻撃のみ効果値4)


2.PCたちの邂逅
 目覚めるとPCたちは獣の城の一室に閉じ込められていて集合している。PC同士会話等したければそれに任せる。


3.扉
 原蛇の刻印の扉が現れる。まだ運命の敵に遭遇してないPCが触れると夢を見る。そのPCにしかその扉を開くことは出来ない。

<夢>
 扉に文字が現れる。

この扉の向こうにおまえの運命がある

4.運命の敵との対決
 PCの運命の敵と対決する。全力で戦うべし。前口上で感情をぶつけ合って燃えたぎらせること(笑。


5.繰り返し
 3.〜4.をPCの人数分繰り返す


6.バリアリゴとの謁見
 すべてのPCが運命の対決を終えると、最後にバリアリゴの間の扉が現れる。バリアリゴは生き残ったたった一人の者の望みをかなえてもいいという。PC同士がためらっている場合には影響値による魔力でPCを「狂乱」状態にする。PCが狂乱状態になった場合には自動的に対決せざるを得なくなる。
 バリアリゴの提案を受け入れない場合はバリアリゴを倒すしかない。

 唯一生き残ったPCはバリアリゴに望みをかなえてもらえる。ただし魔族の加護のため何らかののろいの運命が吹かされる可能性がある。

 戦闘で死亡した場合は例外フローへ→【例外フロー】
 バリアリゴを倒した場合は代替フローへ→【代替フロー】


【代替フロー】
 バリアリゴを倒した場合はPCたちは廃墟となった獣の城にたたずんでいる、という状況で目覚める。どこに行くのももはや自由だが、PCの望みが魔族によってかなえられることはもうない。


【例外フロー】
 PCが死亡した場合はそのPCは脱落する。ただし「亡霊」としてその場に残ることを決めた場合はセッション終了まで活動可能。亡霊は、

・夢を通じて何か助言する
・戦闘中に応援する

といった行動は可能である。またGMは「バリアリゴがそのPCを気に入ったであろう」と考えられるのであればバリアリゴの加護でそのPCを任意のタイミングでよみがえらせてもよい。その場合そのPCには「狂乱」の運命が追加される。