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3.生け贄の間〜『力を得るためには生け贄が必要だ』〜

3−1.魔法陣の間

 一行は円形の広間にたどり着きます。その部屋には円く等間隔に扉が付いていてそれぞれに星座の紋章が描かれています。その星座は、「魔法知識」があればわかりますが、「原蛇」の魔法陣の配置になっています。一行が入ってくるのは「八弦琴」の星座の扉です。


◆原蛇の魔法陣◆

     
黒剣
     
 
風虎
 
牧人
 
古鏡
     
指輪
野鎚
 
原蛇
 
戦車
海王
     
通火
 
八弦琴
 
翼人
 
     
青龍
     

 部屋の中央には円柱の台座があり「原蛇」の紋章が描かれています。さらに、上代語で以下の言葉が書かれています。

扉に入ることが出来るのは2人のみ
一人は“力”を得る者
もう一人はその生け贄

 実は中央の台座は隠し扉であり、スイッチを押してずらすと地下へ向かう階段を見つけることが出来ます。ここを通ると「原蛇」の星座の魔族に会うことが出来ます。

3−2.魔族の間

 扉に入ることが出来るのは2人のみです。2人入ったら扉は勝手に閉まり、もう開きません。PCに先んじて主要NPCは既にどれかの扉に入っていますので、その扉には1人しか入れない計算になります。

[黒剣]獣師ブラーツ
[翼人]死者たちの聴聞僧ケルリントン
[指輪]美の王ノスプール
[戦車]封印の棟梁サブラム
[通火]火の侯爵ノマ
[野槌]不和の侯爵サードナ
[青龍]龍の影なる者オーブリン
[原蛇]弱々しき者スリムイル
[海王]泉の守り手ティプテシュア
[牧人]根の侯爵サラドナム
[古鏡]美の侯爵レネーブ
[風虎]封印の猟犬カムラブール
[八弦琴]入り口

 それぞれの扉の中にはそれぞれの星座の魔族と、その眷属がいます。PCが中に入っていくと魔族はこう語りかけ来ます。

『力が欲しくはないかね?
 おまえの望みを叶えるには力が必要だ。
 そして力を得るには生け贄が要る。』

 魔族のいる場所はその魔族の空間ですので、その意向を無視して進むことも引き返すこともかないません。キャラクターの選び得る選択肢は以下の3つしかありません。

1)生け贄を捧げる
 運命「死の約定」を得ます。
 生け贄はそのキャラクターにとって最も大切な存在でなくてはなりません。生け贄を捧げることを決意したならば、その縁故に縁故を5点割り振ってください(既に振ってあるなら不要)。そして、縁故には必ずキャラクター自身がとどめを刺さなくてはなりません。

<ちょうどいい縁故がいない場合>
・自らの肉体を生け贄にすることができます。肉体はその場で滅び、魂だけ先に進むことが許されます。
・ちょうどその場に縁故がいないというだけなら、その縁故が魔族の力によって夢の中に呼び出されます(夢歩きをする)。とどめを刺してください(笑)。
・肉体を捧げる気もないし他にいい縁故もいない場合、魔族が一緒にいる他の親しいPCに「運命の絆」を結んでくれます。具体的な運命としては「愛する者を滅ぼす予言」「親殺しの予言」「友殺しの予言」辺りの運命を与えられ、相手に縁故5点割り振ることになります。
・「物」を捧げる場合、例えば誰かの形見だという理由で縁故5点割り振ることが出来るなら生け贄として捧げることが可能になります。ちょうどいい設定がないなら「物」に「運命」を与えて適当にそれを縁故5にする理由を作ってあげてください。
・その他の過酷な「運命」を得ることを「生け贄」の代わりにすることも可能です。

2)魔族を倒す
 その魔族と戦って倒せば、先に進むことも引き返すことも出来るようになります。バリバリの戦闘系キャラ2人でかかれば倒せる可能性もあるかも。

3)魔族に倒される(笑)
 シナリオ脱落です。キャラを作り直すか、ここでやめるか、あるいは死霊として他の人にチャチャを入れることにするか、選んでください(w。