エピローグ
【レイリィの夢】
青の指輪 「正しき知識。我は、これにこそ命を捧げよう。」
「姉さんを止めることが出来たけど、結局ルイセを死なせてしまった・・・結局、私の最初の望み通りになってしまった。これは私のまねいた結果でもあるのね。ルイセは姉さんの魂を生贄にした私を、憎むでしょうね、私自身、これで良かったのかどうか解らないけど、自分の、それでもルイセを好きだと言う思いが、魔族との契約を変えられたと思いたい。」
青の指輪 「正しき知識。我は、これにこそ命を捧げよう。」
【ルイセの夢】
赤の風虎 「甘やかな言葉を弄する前に、行動あるべし。」
「私は、結局最後までグロリアとレイリィの間をどっちつかずに彷徨っていただけだったな…。二人と一緒にいたいと願った結果、二人とも失うことになった…」
「最後の時だってそうだ、結局何も行動を起こせなかった、ただ二人が失われるのを傍観していただけだ…もししっかり自分の気持ちを決めて行動していたらどちらかは救えたんだろうか…しかし今更考えても結果は出てしまっている、仕方ないか」
赤の風虎 「甘やかな言葉を弄する前に、行動あるべし。」
【ヴァイスの夢】
緑の翼人 「迷える魂あり。迷い迷って、迷いをさらに広げる。我、これを滅す。」
「それ」は、先ほどまで自分の器であったものの上を漂っていた。
「それ」にとって、その状況は別に珍しくともなんともない状況だった。
だから、いつものように新しい器を探した。
できるだけキレイな器を。
本当の自分に近付くために、すこしでもキレイな器を。
そして「それ」は選んだ。
本当の自分へと一歩でも近付くために、新たな、キレイな器を。
緑の翼人 「迷える魂あり。迷い迷って、迷いをさらに広げる。我、これを滅す。」
【レジーナの夢】
赤の海王 「嵐に荒れた海も時が過ぎれば、すべてを飲み込み、静かとなる。」
レジーナ:「ヴァンスを殺した。ヴァイスを殺した。こんな私の血からでも何かが生まれてくる?こんな私の魂からでも何かが生まれてくる?」
レジーナ:「ただ今はなにもかも忘れて心を横たえたい」
GM:「レジーナ、おまえって本当に馬鹿だなあ」
レジーナ:「・・・何よ。
レジーナ:「バカよ。あんたを好きになっちゃったんだからバカよ。あんたを殺しちゃったんだからバカよ。バカは死ななきゃなおらないのよー」
GM:「まったくだな」
レジーナ:「いいのよ、もうそっとしといて」
レジーナ:「バカなんだから」
GM:「いちおうもうすぐ会えるといったんだが、お前まで死んで会うことになるとは」
レジーナ:「・・・え?あんたヴァイスでしょ?」
GM:「何を言ってるんだ」(苦笑)
レジーナ:「もうすぐ会えるって・・」
レジーナ:「いやだ・・・うそ・・・。ほんとにあえるの?」
GM:「馬鹿なおまえが死んで迷ってまた馬鹿なことをしないようにちゃんと案内したげないとね」手を取る>レジーナさん
レジーナ:「ほんとよ。ちゃんと手を離さないで」
GM:「じゃ、行こうか」
レジーナ:「うん」
レジーナ:寄り添う
赤の海王 「嵐に荒れた海も時が過ぎれば、すべてを飲み込み、静かとなる。」
黒の海王 「人生は海なり。ほかの人々もまた同じ海原にいる。それを忘れるな。」
その後、やがて地響きと共に大水が町全部を襲い
すべては水の中に沈んだ
その直前に町を訪れた者が何人かいたらしいが、その後、彼らの消息を聞いたものはいない
黒の海王 「人生は海なり。ほかの人々もまた同じ海原にいる。それを忘れるな。」
-Fin-