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1.遭遇


“『おまえは誰だ?』”
  −ガレスの言葉−


◆思い出(『騎士の子』の夢)

 ガレスとの思い出の場面(プレイヤーに語ってもらうと良い)。

……………………

「もし私に何かあったときは、
 頼んだぞ。」


◆思い出(『失いゆく者』の夢)

 「縁故」との思い出の場面(プレイヤーに語ってもらうと良い)。


◆過去の影(『記憶を失いし者』の夢)

 過去の適当な場所の適当な場面(主としてプレイヤーに語ってもらうと良い)。

 …薄闇の中に大きな影が現れる。

「…久しぶりだな。」


◆魔剣の夢(『魔剣の所持者』の夢)

 (プレイヤーに語ってもらうと良い。)
 どうやってそれを手に入れたのか、その秘められた力に関して、呪われた運命に関して。


◆邂逅(『騎士の子』)

 雨の中、道端に大きなボロ切れのようなものが転がっているのに気がつく。よく見ると人だ。薄汚れた手が、そこから伸びている。
 …顔を見ると、見覚えがある。彼は…。
 …いつのまにか薄く目を開いて、皺だらけの手をあなたに伸ばしてくる。
 彼は言う。

「おまえは、だれだ?」


◆記憶喪失

 「何も、思い出せんなあ。」


◆悪夢

「うおお!」

 叫びをあげて、ガレスという(らしい)名の老人はベッドの上で目を見開く。びっしょりと汗をかいている。じっと押し黙って、あまり何も話そうとしない。時々きょろきょろとあたりを不安げに見回す。

 …やがて、のそっと起き上がって言う。

「ちょっと一人で、外の空気を吸ってきたいのだが、いいかな?」

 彼はふらふらとした足取りで、一人、外に出ていく。
 そしてそのまま戻ってこない。