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<プレイレポート>


 基本的にこのシナリオはオフかチャットのリアルタイムな状況で、長期に渡ってプレイするキャンペーンもどきプレイが向いていると思う。結局そういう最適な環境でのセッションは出来なかった。今後もやるかは不明。JGCのコンベのセッションが楽しかったので、あれで満足しておこうかなという気分である。


レポート1:(2000/07/01〜:掲示板によるセッション)

キャスト
 A…死に逝く者/退魔師
 B…憑かれし者/真実を追い求める吟遊詩人
 C…守護者/船乗り→Eのことを記憶喪失で忘れている
 D…幻視者/傭兵
 E…復讐者/漂泊の戦姫→Cを愛している&復讐しようとしている

NPC
 母親
 少年
 ソールクレイ
 シャフラナ

展開
1.PCたち遭遇
2.村人が大挙して捕獲にやってくる。Bのみ逃亡(満身創痍)。

3.Aのみ「死の村」に連れて行かれる。ソールクレイと密談。
4.C、D、Eは村で軟禁。シャフラナと謁見。大雨が降り、村に新たな病死者が出たことで村人に疑いをかけられ、追い詰められる。→逃亡。
5.Bはとある小屋で助けられる。少年が現れ、魔族の元に行くことになる。

6.Aは「死者の村」から逃亡し他のPCと再会しようと画策する。ソールクレイと魔族の邪魔が入ったが何とか逃亡。
7.C、D、Eは橋の落ちた川に追い詰められる。EはCへの復讐を断念。しかし村人たちに川に落とされる羽目に。
8.Bは魔族の眷属に遭い、身体を奪われその魂を「蠅」の中に封じ込まれた

9.A、Cは川で流された後岸辺で遭遇。少年も現れて母親を甦らせるために死んで欲しいと頼まれる(笑)。
10.Bは不動星を目指してひたすら飛翔を続ける。途中で「翼ある者」に遭遇。その正体が「白の男爵ロプシーク」であることを看破する。

11.A,C,少年の元に魔族の使いが現れ、病魔の難から逃れるために魔族に魂を売らないかと提案される。
12.Bは不動星に行きすべてを超越した破戒的な存在となった夢を見る(すべては夢魔の夢♪)。

13.炎舞王ヴァルザイが復活し、すべては炎の渦の中に消える。

−感想−
 成功とは言い難いセッションだったが、わけのわからない展開をして非常に面白かった。

 C&Eの絡みは、EがCを、故郷を滅ぼした宿敵と設定すると同時に「言えなかった一言」の愛する対象にも選ぶという泥沼設定(笑)。しかもCはEのことをすっかり忘れている上に、実はCは本物のCを殺して成り代わった偽者という。どうしようもないっす、これ(笑)。

 A&Cは信頼から愛情に転換。Eと合わせて泥沼の三角関係になるはずだったのだが(笑)。退魔師のくせに病魔を広めまくるし(笑)、病魔を持っていると知りつつ村に行く(さらに犠牲者が増える)という強引な展開をしていた(笑)。途中愛するCに化けた魔族に手込めにされかかったが、これは危ういところで難を逃れた(w。

 Dは仕事で忙しくなったせいであまり登場できなかった。これが痛かった(;_;)。

 Bは満身創痍で逃亡後、鉄砲水に遭い、とある女性の住む小屋で助けられた。しかし少年が現れてその女性は殺され、少年と共に魔族の眷属の元に行くことに。そして魔族の眷属に肉体を奪われ、「蠅」となった彼は「真実の物語」を求めてひたすら不動星に向けて飛翔。とちゅう魔族と遭遇、魔族を「白の男爵ロプシーク」と看破し、ロプシークの物語を知ろうとしたところで無理矢理「真理の書」の物語を夢で見せて「これらすべての物語は夢魔の見せていたまやかしである」と知らしめて強引に中断。

 最後は龍にご搭乗いただいてすべてを消し炭にした(笑)。

 Bが爆走してて非常に面白かったが、元々イカレタ設定のPCだったのでそのまま爆走させておいた。存分に暴れてくれて、最後のリセットボタンも押せて気分爽快なセッションではあったのう(爆)。


レポート2:(2001/08/26:JGCでのオフセッション)

A…死に逝く者:真理の探究者
B…炎の使い:傭兵
C…幻視者:風虎の魔導師
D…よみがえりし者:母親

展開
1.PCたち遭遇
2.村に行く。Dが死んだはずの人なのに現れたのを見て村人はビックリして村から追い出す。
3.村の周辺を探索。吊り橋を見つける。プレイヤーレベルでBが龍の解放者であることが判明(笑)。
4.吊り橋を渡って死者の村へ。この辺りでDは自分が甦らされた存在であることを知る(笑)。
5.書斎にてA&Bが「真理の書」を巡って対決。Cの助力もあり、かろうじてAの勝利。龍の復活はくい止められた。
6.Dは魔族と遭遇。自分が甦る代償に自分の息子を捧げてしまったことを思い出す。
7.Dは自らを犠牲にして息子を甦らせることを望む。望みは受け入れられた。
8.甦った少年(記憶を失っている)とAは一緒にこの地を去る。CはBにとどめを刺した後「真実の書」を求めてAらの追跡を続けた。

9.少年は、旅に行く途中で母親の歌を耳にする

〜美しく終幕〜

(やばい裏設定はすべて沈黙のベールに隠しつつ(笑))

−感想−
 何しろ「母親」がどつぼで最高であった。というか、息子を生け贄に捧げるなよ(笑)。当初息子が生きていて、村に行くと病魔がうつって息子が死んでしまうので、Cに「彼女が息子に会うと息子は死ぬことになるであろう」という情報を流していたんですけど、セッションの終盤ですべての設定がひっくり返ってしまいました(笑)。ま、その方が面白かったので、それでOKということで終わらせました。プレイヤーの話では「ダンサー・イン・ザ・ダーク」を見ててはまったとか。僕も好きな映画です。最後は美しくまとめてくれていいセッションになりましたね。