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キャスティング


◆PC プレイヤー全員に「騎士」を作ってもらいます。


【罪深き騎士】 運命−「罪悪感」

縁故
 罪悪感(3)
 クレド卿(0〜5)

プレイヤー用情報
 あなたはかつて罪を犯してしまいました。あなたは今でもそのことを悔いています。
 クレド卿という名の貴族のいる辺境の村で、闘技大会が行われるそうで、あなたの元に招待状が着ました。あなたはいろいろいきさつはありましたが、その大会に出て見ようと思い立ち、その地に赴くことを決めました。

備考
 昔、何らかの罪を犯した騎士です。罪の内容は自分で決めてもらってください。キーワードは「近親者を自らの手にかけた」です。


【復讐の騎士】 運命−「捜し求める仇」

縁故
 仇(5)
 クレド卿(0〜5)

プレイヤー情報
 あなたはかつて、あなたにとって大切な人を殺されました。あなたはその仇に復讐を誓っています。
 クレド卿という名の貴族のいる辺境の村で、闘技大会が行われるそうで、あなたの元に招待状が着ました。
 その手紙には、一言こう書いてありました。

『汝は、この地に於いて運命に遭うであろう。』

 あなたはいろいろいきさつはありましたが、そこに行って見ようと思い立ち、その地に向かいました。

備考
 仇は【罪深き騎士】です。


【忠実なる騎士】 運命−「忠誠」

縁故
 国家(4)
 【罪深き騎士】か【復讐の騎士】(あるいは両方)(3)
 クレド卿(1〜5)

プレイヤー情報
 ある日あなたの元に密使が現れ、機密任務の書かれた密書を渡しました。内容は以下の通り。

『かつてあなたの上司であったクレド卿にまつわる不穏な噂話がある。何か邪悪な力を持った魔族もしくはその教団と手を組んで、何らかの邪な企みをしようとしているらしいというのだ。

 貴殿には、その噂の真偽を確かめていただきたい。さいわいクレド卿のもとで小さな闘技大会が行われるとかで、貴殿は、表向きその出場者としてかの地に行っていただくことになる。

 クレド卿は高貴な血を引いたお方なので、確たる証拠を見つけるまでは慎重に事を運ぶこと。もしその証拠が見つかった場合には、速やかに対処すること。応援の必要があれば近隣の××村に駐屯している○○に応援を請うこと。

 …以上のことを心にとめて任務にあたっていただきたい。 −△△△』

備考
 シナリオのサイドストーリー的部分を主に担当するすることになって他のPCと関わりにくくなる可能性があるので、どちらかのPCと友人になってもらってください。


 ◆テンプレート−「若き騎士」(テンプレート「騎士」を参考にしてください)


 年齢:22歳

体格
筋力
反応
知性
意志
社交
生命力
精神力
行動値
縁故
06
15
15
06
09
08
21
15
20
13

 《技能》
 一般技能:4(自由に割り振り可)
 武器技能:8(自由に割り振り可)
 盾一種:2
 乗馬:2
 社交知識(貴族):2

 《所持品》
 騎士鎧(家紋)
 技能のある武器、盾
 全身装甲の軍馬
 専用鞍
 高級な衣装
 荷馬
 従者か金貨10枚(選ぶ)

※注意
 もしサプリメント「城砦」を持っていればそれで騎士を作るといいです。このテンプレートは、能力値割り振りで騎士用に特化して強力にしたものです。PCの微妙な差別化を計るため、武器技能、一般技能は好きに割り振ってかまいません。
 このテンプレートは、やっと一人前になったというところの若い騎士なので、もっと年齢を増やして強化したいかもしれません。その場合、1ポイント/1年で好きな技能/能力値を上げるか、以下の表を2回/1年で振るか(1D6)、1年ごとに選択してください。(表は、特に明記されていなければ1ポイント上昇。

一般技能
1:能力値+1
2:武器一種
3:回避または盾
4:乗馬
5:社交知識(貴族)
6:(特殊技能へ)
特殊技能
1:言語知識(自由)
2:地域知識
3:生物知識(人間)
4:魔法知識
5:自由な技能か、能力値+1
6:運命カードを引く

◆NPC


◆クレド=プラヴァスヴェン卿

 貴族。国王の親戚とかで、公爵の位を持っているが、今は引退してひっそりと(こっそりと)田舎の村に住んでいる。
 今回の闘技大会の主催者。
 魔族・運命を操る法を研究しており、今回の催しもその一環である。実際裏に何があるかはPCの設定を見て適当に決めてくれぃ。まあ魔族がらみである可能性が大である。
 【罪深き騎士】【復讐の騎士】を招待したのは、運命に関する研究の一環である。彼らの運命を知って招待したのだが、もちろんそんなことは知らないという態度を取る。

PL向けデータ
・某国の王族の血を引いた貴族らしい。
・かなりの年齢で、隠居して各地を転々としているらしい。
・昔、何かの魔族と関わったことがあるらしい(未確認)。

GM向けデータ
・少なくとも昔は人間だった(今はわからないが)。
・「運命」を操ることができると言われている。
・魔族の教団と関わりを持っている。
・この死霊の村を作ったのはクレド卿?

…あとは秘密(笑)。

本物はシナリオ中1度も登場しないので、これ以上のデータは不要でしょう。


◆デール=ヴィ=デール

 クレドの忠実な部下である黒騎士。「城砦」があればテンプレート「黒騎士」、なければテンプレート「騎士」の能力をそのまま使うこと。
 基本的に「サクラ」で、闘技大会に勝つ気は全くない(わざと負ける)。クレドの護衛及びPCの暗殺のために動くことになる。

 プレイヤー4人でやりたい場合には、この役割のキャラクターを作ってもらうといい。その場合、運命は「支配者」縁故→クレド卿(5)とする。