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 ううむ…さすがに荒唐無稽でわけがわからないであろうと思われるので(笑)、サンプルのストーリー、シーンを紹介します。


◇◇◇サンプルストーリー◇◇◇

◇飛ぶ夢

 少女は、母親を失って悲しんでいます。彼女はある日『天使』にイメージに憑かれます。彼女は、『天使』のように、飛んで天国に行くことができれば、母親に会うことができると信じます。

◇罪の意識

 実際の事実がどうであるかはさておき、少女は「自分の弟(赤ん坊)」を殺してしまったと思い込んでいます。それは彼女の記憶の奥深くに隠されていて、ときどき彼女の目の前に「影」として現れ、彼女を責めさいなみます。
 ちなみに「弟の死」と「母親の死」の間に関連があることにするかどうかはGMが決めて下さい。関連があることにすると、あら不思議!とっても邪悪なシナリオに早変わりです(笑)。

◇母親に会う

 少女は御伽の世界に迷い込み、そこで「母親」に会えるでしょうか?これが第1のメインの話です。「母親」というのは、必ずしもそのものである必要はなくて、「母親」を象徴するものであってもかまわないでしょう。
 ゲーム的なポイントとしては、「母親の死」を受け入れられずにそのまま“死”に憑かれてしまうか(死んで、現実の世界に二度と戻ってこない)、「想い出」として決着を付けることができるかという分岐があります。

◇罪の意識の解消

 「弟を殺してしまった」という罪の意識に関しても、可能であれば、何らかの形で解消(償い)できるようにした方が良いです。解消できずに「影」の邪悪な意識、邪な考えに染まってしまうってのもありですが(笑)。

◇問いかけ

「どうしてあの子を殺したの?」
「知りたい?(笑)」

「どうしてお母さんは死んだの?」
「知りたい?(笑)」


◇◇◇サンプルシーン◇◇◇

◇声

「飛べ!」

◇赤ん坊

「ごとっ」

ドサッと両手の上に何か乗る。
なま暖かい、何か柔らかいもの。
ぬるっとして、
見ると、それは、血塗れの…

◇翼

…光の中に、翼を持った人影が…。

◇わらわら(笑)

赤ん坊がわらわら…

◇屠殺場

彼女は血塗れになっている。
手に血だらけの包丁を持っている。

「こんなに、こんなに殺したのに。
 どうしてまだ出てくるの?
 みんな、みんな、殺さなくっちゃ…」

◇樹

…その“樹”の下に、“想い出”が眠っている…