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Memory
〜記憶〜

 輝く眼の女性は、正面を見つめて自信ありげである。耳たぶをさわる手は、「記憶」の宿るところを示す。また壁の標語にあるように「耳たぶは記憶の座であり、誰かを証人に呼ぶときは耳にさわる」と記される。頭の宝石は、肉体を飾るとともに、「記憶」こそ知性の飾りである(ことを示す)。右手に持つ鵝ペンも本も、すべて「記憶」につながる。
 大きな黒い犬も、記憶の良さを誇る動物である。それは象についても言える。色の黒さは自信を示す。右の石台に立つ姿は、象の頭に、二つの顔をそなえている。一つは過去を見、もう一つは現在(原罪)を見つめる。

<<象徴>>

−想い出−

ジャスミン

パンジー

リラ

−記憶−

宮殿

緑色