第8章:最後の戦い〜夢の果て〜


8−1.帰還


1.ファラノウム

 ・・・・・・数年経過している。
 頻繁に会議が行われている。

「結果はどうであったかね?そうか・・・・・・やはりな。しかたあるまい。」

「フェリアも落ち、ヘリアは降伏し、山脈の西に はデュラの総戦力が集まりつつあるそうだ。
 もう勝ち目はないかもしれん。
 しかし我々はこの聖なる都を守るため最後まで戦わなくてはならん。
 おまえたちはどうする?
 ここで我々とともに戦うか、いったん南西諸島まで避難して機会を待つことにするか。」

「一週間ほど後にエルダの森より来る吟遊詩人の演奏会が行われる。
 こんな時だからこそそういった心の慰めが必要なのだ。
 それには高貴な方々も大勢出席される。
 それにあたって優秀な者を護衛として起用しているのだが、おまえたちもそれに参加するか?」

人々が集まってくる。

「結果はどうでしたか?」

「バカヤロー、おまえたちのせいで世界が滅びて しまうんだ!」(石を投げつけてくる)

「これは教訓なのですよ。
 神は、我々が自らの手 でこの困難を乗り越えることを望んでおられるということなのですよ。
 神が何か間違いを冒したことがありますか?
 つまり、これは信じて戦えば必ず勝機が見えるというお告げに間違いない。」

「バカヤロー、おまえたちなんか死んじまえー。」


2.夢

 PCの全員が夢を見る。

"黒ローブの人物が現れる。

『俺はここにいる。
 さあ、来い。
 世界の命運を賭け、最後の決着をつけようではないか。』"

 街の南西の方角から敵の気配を感じる。
 援助を頼めば増援は3D6×5人ほどPCたちについてきてくれる。


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