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タトゥーノの心構え

 

 ローズ・トゥ・ロードのサプリメント「タトゥーノ」を使用して魔術使い(タトゥーノ=メノン)をプレイするにあたって気を付けるといい心構えなどをまとめたものです。これは絶対的な基準ではありませんが、このあたりを気にしてプレイされると、よりタトゥーノ=メノンらしい雰囲気でプレイできるようになると思います。

 

0)世界は忘却に呑まれようとしている

 ユルセルーム世界はまもなく「忘却の呪縛」と呼ばれる恐ろしい呪いに見舞われます。タトゥーノ=メノンは意識的、無意識的にそれを感じ取っています。すべての「よくないこと」はその呪いによってもたらされるものなのです。「よくないこと」を解決するには、人々を救うには「失われた歌(魔法)」を見出し、この世に繋ぎとめることが必要なのです。

1)タトゥーノは「か弱き者たちの魔術」である

 不安定で時に恐ろしい呪いをもたらすタトゥーノを敢えて使おうとする者は、そうしなければならなかった何らかの動機付けを持っているものである。(龍人を除く)

2)タトゥーノ=メノンになるためにはタトゥーノ=メノンに出会わなくてはならない

 タトゥーノ=メノンは別のタトゥーノ=メノンに教えを請うことでタトゥーノを使う技を習得する。タトゥーノ=メノンには必ず教えを受けたタトゥーノ=メノンがいるものである。

 また、タトゥーノ=メノンは「出会い」をとても運命的なものとして重視しており、不用意に人と出会うことをよしとしない。そのため最初にタトゥーノ=メノンと遭遇するのはよほどの幸運に恵まれたか、困難な試練を乗り越えて遭遇することが出来たかそのいずれかであることが多い。

3)タトゥーノ=メノンにとって「出会い」とは「運命」である

 タトゥーノ=メノンにとって出会いとは「運命」である。タトゥーノ=メノンにとって何らかの必然性のない出会いは存在しない。予想もしない出会いがあるとしたらそれは常に何者かの思し召しなのだ。

4)「始まりの35の童歌」

 タトゥーノの魔法はどこの記録にも残されていない。ただ口承としてタトゥーノ=メノンからタトゥーノ=メノンへと歌い継がれてきている。タトゥーノ=メノンは最初に教えを請うた時に「始まりの35の童歌」を口伝される。そこからかりそめのイメージを見出すことが出来た者のみがタトゥーノ=メノンとなることが出来る。(要するに心魂7以上必要ということ)

 龍人の場合は龍人の間でのみ子供の頃から童歌として歌い聞かせられるため、それほど感性の鋭くない者でもタトゥーノとなることができる、と推測される。

5)「メリクル」

 「メリクル」はタトゥーノ=メノンのみが作り出すことの出来る護符である。ユルセルームに存在するあらゆるものはそれぞれ魔力を持っているが、その力を見出すことのできる者は少ない(一説には、純粋な心を持った子供たちはそれらを自然に見出すことが出来るという話もある)。

 タトゥーノ=メノンとなろうとする者が自分のタトゥーノの助けとなる力(思い)を込めたものとして見出すことが出来たものが「メリクル」となる。「メリクル」はタトゥーノ=メノンによってその姿かたちは千差万別である。タトゥーノ=メノン自身が個人として力(思い)を見出すことが出来るものが「メリクル」となるのである。「メリクル」は(過去の?)思い(魔力)の宿った物品であり、今を生きているもの(血を流すもの)は「メリクル」となりえない。

6)一人前のタトゥーノ=メノン

 「始まりの35の童歌」をすべて習得し、自らの「メリクル」を見出し自らの守りを得た者は「タトゥーノ=メノン」の称号を得、一人前の魔術使いと認められることになる。

7)タトゥーノ=メノンの目的

 タトゥーノ=メノンの目的は「失われた歌(魔法)」を探し求めることである。「始まりの35の童歌」は過去のタトゥーノ=メノンたちが残してくれた記憶であり、始まりに過ぎない。そしてタトゥーノ=メノンにとってすべての出会いは「運命」であり、「失われた歌(魔法)」を得るための過程なのである。