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あらすじ


 季節は夏。
 どういう訳か今年は雨が降らず、そこらじゅうで水不足が起きている。また「月の欠け方」が"変"だという話、どこかで不浄の化け物(アンデッド。ラーズら(後述)のせい。)が出現するといった噂などが静かに広がりつつある。世界の破滅を予言する妖しげな占い師とかが出現する・・・・・・。
 PCたちはそんな不穏な雰囲気の中で、「旅の途中でアンデッドに襲われる」、「町(?村???)を破滅させようとする不審な男(ラーズ)との出会い・対決」、「"白き鴉"との出会い」といった事態を経て砂人の町の方でなにか危機的な状況が起きている事を知る。

 ラーズを倒してからPC(男性)は、連続性のある、ある英雄(?)の旅の夢を見るようになる。その際に利き腕が左に変わったり、右腕が動かなくなったりといった事態も起こる・・・・・・。

 苦労の末砂人たちの町にたどり着いたPCらは砂人の長"梟"から衝撃の事実を聞かされる!月の異常はその月の座にいる存在が変わってしまったためであり、またその第2の月の分身たちがこの世界に災いを振りまいているというのだ!そしてさらにその分身のひとり「トレド」が剣の山と言われる所に封じ込まれた太古の龍を復活させ、この世界を破滅に導こうとしており、それを阻止できるのは(かの英雄の恩恵を受けし)PCたちのみ!PCらは旅の疲れも充分に癒えぬままさらに苦しい旅を強いられる。

 そして何とかその剣の山と呼ばれる火山に山頂にたどり着いたPCらはトレドと対決。PCのひとりがついにかの英雄の恩恵を受けし者として覚醒し、その力もあって何とかトレドを倒し、また太古の龍の復活をくい止める。しかしその際破壊の剣の供儀としてリヴが犠牲になる。
 そしてその後に出現したラウラと名乗る女性(?)の亡霊に、真の解決のためにはアスン=シオンの亡霊とともに真の「剣の山」に行かなくてはならないと告げられる。そしてそのためには砂人の町の湖の底にいるフルへ神に会わなくてはならないことが告げられる。

 砂人たちの町に戻り、フルへ神と会い、対話をしたPCらはついに真の「剣の山」にたどり着く。そして辺りを覆う諦念、果てのない諦めの感情、巨大な蛇神のヴェインと対面する。PCたちは彼との対話(対決)を通して真の月をこの世界に取り戻すことができるであろうか?

 ・・・・・・と、ずいぶん長いが、これが順調に行った場合のこのキャンペーンのあらすじである。最後があおり文句になってしまっているのは、そこが完全に未定で、PCらとゲームマスターの対話によって創り上げられるべき結末であるからである。実際の芝居とかで、未定の部分を観客からのアンケートで決めるという試みが行われることがあるらしいのだが、これはそれのRPGへの試みというところであろうか。


 基本的に一本道ですね。むう。